【第1,221号】 辛らつな言葉を使わずに人が動く~そのための条件をネッツトヨタ南国に学ぶ~
デール・カーネギーが著書「超訳 カーネギー人を動かす」で
次のように言っています。
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相手に辛らつな言葉を投げかけない
自分ではどんなに的確な批判だと確信していても、
批判された人間はそれをいつまでも根に持つおそれがある。
もしこれから何十年も、場合によっては死ぬまで恨まれたいなら、
相手のプライドを傷つける辛らつな言葉を投げかけるとよい。
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厳しい上司にいつも叱責されている人は
「そうだ、そうだ。カーネギーの言う通りにしてよ」
と願うでしょうね。
しかしながら、この言葉は全ての人にあてはまるのでしょうか?
和田アキ子さんの「おとなの叱り方」に書かれていることも
頭にいれた上で、読み進めてください。
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叱ることができないのは、甘やかし、機嫌をとって好かれたいだけ。
自分が叱るべきときに叱らない。
相手が子供だったら育児放棄だ!
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アッコさんが言うように「叱るべきときに叱る」ことができて、
カーネギーの言うように辛辣な言葉を投げかけずに叱ることができたら理想です。
経営品質賞を受賞したネッツトヨタ南国の横田さんは、
厳しい要求をされますが、言葉は丁寧です。
何故なら、辛辣な言葉を使わなくても社員が理解し、行動してくれるからです。
また、叱ることはほぼ無いと言われています。
いちいち言わなくても自分達で気づいて動いてくれるから、だそうです。
そのような社員を採用するにあたり、
厳選に厳選を重ね、最大200~300時間の選考課程を経て採用されます。
こうやって採用された社員だからこそのマネジメント手法なのでしょう。
同じく経営品質賞を受賞したホンダカーズ中央神奈川の故相澤さんは
怒鳴りつける、それでも理解しなかった殴る、蹴る(ホントウカドウカハシリマセン)
もアリだそうです。
入社したい人は、どんな人でも採用するが、
その分、一人前になるまで厳しく鍛えると言われていました。
アッコさんの言われるように叱るべきタイミングに、
カーネギーや横田さんのように、辛らつな言葉を使わずとも、理解をさせることができれば、
それが一番良いでしょう。
ところが、現状の分析もできず、課題も見つけられず、対策も浮かばず、行動力も無い・・・
このような人は概ね、すべきことを自ら発見し、
それに優先順をつけて、PDCACを回すことは苦手です。
故に上司が、
「あれをしなさい」「これができていません」「何をモタモタしているのだ」
とすべきことを教え、理解させると同時に、大きく目標未達の際には
相澤さんのような接し方をしないと企業は競争力を保てないと思います。
部下を育てることを放棄し、部下も成長することを放棄しているのであれば、
上記の様になかなか理解、行動ができない人でも
カーネギー方式で接すれば良いでしょう。
波風は立たないし、嫌われることもありません。
それで、どうやって地域No.1になったり、社員の夢を実現できるのでしょうか?
是非、その成功事例を目の当たりにしたいものです。
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