【第1,228号】 いろは歌に込められた人生哲学
「いろは歌」を知らない人はいないでしょうが、
歌の意味を知っている人は少ないと思います。
仏教の御経の中の言葉をもとに歌われています。
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いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす
色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
色は匂へど 散りぬるを・・・諸行無常
我が世誰ぞ 常ならむ・・・是生滅法
有為の奥山 今日越えて・・・生滅滅已
浅き夢見じ 酔ひもせず・・・寂滅為楽
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意味は
咲いている花もいずれ散ってしまい、色あせてしまう
この世で永遠に生き続ける人はいない、必ず滅びる(=死ぬ)
越えにくい深山を越えるように苦しみの人生を今日も越えて
煩悩に満ちた現世を脱して、悟りを開いたときに、本当の幸せがある
ということです。
「諸行無常」は平家物語にも出てきますよね。
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祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声、諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。
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「いろは歌」の前半部分の諸行無常と是生滅法が語られています。
昔から、「人の煩悩」や「どう生きるべきか」を日本人はずっと考えてきた、
のだろうな~と推測できます。
実は、「いろは歌」も「諸行無常」も
仏教用語の「縁起」と「因縁」を語っているのです。
縁起とは、
「すべての現象が相互に依存して生じるという教え」
です。
因縁とは、
「ある現象が起こるための条件やきっかけ」
すなわち原因と結果という視点から物事を捉えることを言います。
良いことも悪いことも「縁起」と「因縁」で起こっています。
これと「いろは歌」の教えをセットで考えると、
「どう考えながら生きれば良いか」が見えてくると思います。
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