【第1,240号】 迷惑をかけてこそ成長する~新人の失敗を許容する組織~
どの企業でも新人が業務になれてくると
「失敗をしてしまい、ご迷惑をおかけしました。
今後は迷惑をかけないように頑張ります。申し訳ありませんでした」
と謝罪をする場面が出てきます。
私自身も口にしたことがありますし、サラリーマン時代の部下や後輩からも
多数このような謝罪を聞いています。
迷惑をかけたのですから、謝罪は人として必要でしょう。
また、「迷惑をかけないように頑張る」という言葉も
人間関係に波風を立てないよう普通に使われます。
しかしながら、
「迷惑をかけないように頑張る」が
「迷惑をかけない=失敗をしないように」とういうニュアンスであれば、
どうかな?と思います。
新人は先輩と比べるとできないことが多いものです。
それをできるようになることが、学習と成長です。
できるようになるには、失敗をし、それを反省し対策を実行しなくてはなりません。
その数が多ければ、反省と対策も積み上がります。
失敗を恐れて挑戦しなければ、反省と対策も生まれません。
だからこそ、たくさん失敗し、迷惑をかければ良いのです。
当然、失敗をすれば、先輩や他人に迷惑をかけるものです。
今はえらそうなことを言っている私も新人の頃は迷惑の掛けっぱなしでしたし、
今、新人を指導してくれる先輩も同じだったと思います。
お互い様なのです。
このように人に迷惑をかけて成長するのですから、
若い頃に迷惑をかけた人もやがて先輩となれば、迷惑を掛けられる立場となります。
その逆転する日をできるだけ早いタイミングで迎えることを目指すべきです。
それができる秘訣は一つです。
最初にいっぱい失敗をし、迷惑をかけることです。
挑戦には失敗がつきものですが、いつか挑戦しても失敗しないようになるときがやってきます。
それが学習であり、成長した証です。
また、新人教育において、厳しい先輩か、甘い先輩かは新人の失敗を許すかどうかで決まります。
厳しい先輩は、新人の失敗に寛容ですが、その責任は自分自身が取ります。
甘い先輩は、新人が失敗しないよう、挑戦をさせません。
そして後輩が失敗すると「教えたのに」と後輩を責めることもします。
新人が成長するかどうかは、新人のポテンシャルと思いがちですが、
実は先輩のポテンシャルで決まります。
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