【第1,276号】 すべての存在に価値を見出す心のあり方~松下幸之助と塩沼亮潤からの学び~
本日は松下幸之助翁の「素直な心になるために」に書かれていた
かなり難易度の高い「素直」についてお伝えします。
過去にも「素直な心になるために」に書かれていたことをご紹介していますので、
よろしければ併せてお読みください。
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素直な心は万物万人いっさいの本当の姿をとらわれなく見つめ、
これをともどもに正しく生かそうとする心です。
したがって、素直な心になれば万物万人一切のそれぞれの良さというか意義というか、
価値、長所、そういったものが明らかとなるわけです。
そしてそのように万物万人のいっさいの良さを見ていけば、
全く無用のものというか、排除すべきものは何も無いことがわかってきます。
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私は一度読んだだけでは、幸之助翁の言われたいことが良く解りませんでした。
二度、三度読み直してようやく得心がいきました。
すんなり理解できなかった理由は私が持つ「バイアス」です。
バイアスとは偏見や先入観、直観(直感ではありません)、偏りといった
非合理的な判断のことですが、
私の場合、万物万人一切のそれぞれの「良さだけ」を見ることができず、
「悪い部分(=多分に自分に取って都合が悪い部分)」を見て、
脅威を覚え、警戒してしまう自分がいます。
素直さでは動物に完全に負けています。
自然界の動物は、同じ種だけでなく、違う種に対しても「バイアス」はかかりません。
素直に見ています。
彼らには損得も善悪もないでしょう。
塩沼亮潤大阿闍梨(※)も自然界と向き合った修行をされていたため、
自然界からの学びをそのまま生き方にされ、
世間一般の人とは特別違った「素直さ」で生きていらっしゃるように思います。
※googleのGEMINIによる塩沼亮潤大阿闍梨の紹介文です。
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修験道の荒行である「大峯千日回峰行」を1000日間歩き、
修験の歴史1300年で2人目の満行者となりました。
この修行は、奈良・吉野の往復48kmの険しい山道を、
年間約120日、9年かけて行うもので、世界でも最も厳しい修行と言われています。
塩沼大阿闍梨の修行の主な特徴は次のとおりです。
死出の旅を意味する白装束を着用し、病や怪我、嵐の日でも
行半ばで辞めることは許されない。
戒めのため、修行中は「短刀」を持参する。
また、「四無行(しむぎょう)」という修行を行っています。
四無行とは、食べず、飲まず、寝ず、横にならずに
9日間を過ごす修行で、その間は20万遍の真言を唱え続けます。
この修行では、あらゆる感覚が研ぎ澄まされ、
線香の灰が折れて落ちる音さえも聞こえたというほど過酷な環境に身を置かれます。
塩沼大阿闍梨は、この修行を通じて、
逆境に負けないためのレジリエンス力(=困難や逆境に直面したときに、
適応して回復する能力の高め方)や、
他責にせずネガティブな気持ちにとことん向き合うことの大切さを学んだ、
と言われています。
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私はこのような修行はできませんが、
このような修行をされた方や幸之助翁が辿り着かれた考え方を素直に受け入れ、
可能な限り「バイアスレス」で、世の中や人を見たいと思います。
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