現場力MAXメルマガ

【第1,285号】 「忠」の真髄~自己と社会をつなぐ道~

【第1,285号】 「忠」の真髄~自己と社会をつなぐ道~

「公私の区別」という言い方をよくします。

この場合の「公」とは何を言うのでしょうか?

「私」以外の世界を「公」と言うのでしょうか?

「私」は必ず「公」のお世話になって生きています。

では「公」に対して、どうお役に立てれば、恩返しになるのでしょうか?

このように考えると「公私」と簡単に使っている言葉も奥深いように思います。

悩んでいると必ず本がヒントをくれます。

今回ヒントをもらったのは、松浦光修さんのご著書である

「南州翁遺訓 西郷隆盛が残した『敬天愛人』の教え」

です。

このように書かれていました。

*********************************************************************

人が生きる世界は大きく分けて2つある。

「私」の世界と「私」を超えた世界。

「私」を超えた世界は「公」。

忠という文字は分解すると「心」と「中」になる。

心の中にあるのが「忠」。

「私」は一人では生きられない。

必ず「公」(社会や他人)の助けが必要。

故に一人ひとりの「心の中」にある「公」への感謝やお役立ちの心が「忠」。

一人ひとりの「忠」の心が高まれば「公」はよりよくなる。

*********************************************************************

「忠」には2つの意味があります。1つは

「主君に専心つくそうとするまごころ。臣下としてまごころをつくす」

です。

ところが、忠誠心、忠犬・・・このような使われ方を目にすることが多く、

「会社に忠誠心を持て」

と言われると反発しがちです。

もう一つの意味は

「心の中にいつわりがない。まこと。まごころ。」

という意味です。

私はこちらの方が重要と感じました。

松浦光修さんの書かれている意味を大切にしながら、

「公私の関係」を私なりに整理すると

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「私」は一人では生きていけない。

必ず、社会や他人の世話になっている。

また、会社においての自分のやり甲斐や給料は、会社があって初めて得ることができる。

このように考えると「私」は

「公」である社会、他人、会社に対して

心にいつわりなく、感謝の気持ちを持って、

自分のすべきことをまごころを込めて実行することで、

自分に施された「公」の恩恵に対し、恩返しできる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このような気持ちを「忠誠心」と思えば、私にはよい響きに聞こえます。

 

 

 

★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★

本ブログはメルマガで配信されます。

ご希望の方は下記の登録フォームをご利用下さいませ。

https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=afspwg

★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★

 

☆★☆★☆★「オールインワン」コンサルティングのご案内☆★☆★☆★

●「経営者のメンター」
●「経営戦略の立案とその実行サポート」
●「成果に直結する管理職のマネジメント及びチームビルディング能力向上サポート」
●「働きがい、やり甲斐に繋がる組織・風土及び社員の人格作りのサポート」
●「営業やマーケティングの成果倍増アドバイザー

これらが一つになったコンサルティングメニューがスタートしました。
これによって、御社の現場力を倍増させ、人財育成と業務成果を高めます。

また、上記から、重要度の高いものを選択して、経営改善するコースもあります。

詳しい内容は下記をご覧下さい。

https://km.kando-m.jp/consulting_price/

PAGE TOP