【第1,326号】 実体験の重要性~情報を知恵に変える学び方~
コンサルタントをしていると全く未知の業界から依頼がくることがあります。
私の場合、そんなときにはまず図書館へ行き、
10冊ほどその業界の本を借ります。
どの本を借りれば良いかがわからないので、
できるだけ貸し出し記録の多いものを借りるようにしています。
そして、2冊ほどは丁寧に読み、
残り8冊は最初に読んだ本に書いていないことを拾い読みします。
その後、顧問先の現場で業務内容を観察し、ときには自ら手を出します。
本を通して得られた知識は、著者の見聞が整理された「情報」です。
その「情報」はあくまでもベース(=基礎知識)であって、
その上に、現場で見聞し、触れたことが「知恵」として載る感じです。
そうすることで、本で知り得た知識がしっかりと記憶に残ります。
数年経過すると(=最近は数週間・・・)本で得た知識はほとんど消えますが、
自分が現場で体験したことは映像のように残っています。
生の体験がいかに大事かがよく解ります。
例えば、バイクの免許を取る人は、教習時に
雨に降られると、身体が冷えることで集中力が落ち、
それが事故や転倒に繋がることを知識として知ります。
これを実際に経験すると、合羽を着ていても身体は冷え、
集中力が落ちる理由は、それだけでなく、
ヘルメットのバイザーの水滴や曇り、手袋が濡れ、握力が落ち、
その上、横断歩道やマンホールも
スリップの罠となって待ち受けることを知ります。
そして「転倒」・・・
身体の痛みと懐の痛み、これらの痛みは本の知識では実感としてありません。
それ故に、一度でも転倒をしたことがある人は慎重になります。
これが身をもって知る学習です。
今の時代は、江戸時代の人が1年かかった量の情報を1日で取得するそうです。
その膨大な情報の表面でわかった気になるのではなく、
実体験によって大脳皮質の側頭葉に刻みつけることが重要です。
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