【第1,335号】 「自分らしく生きる」の意味を探る~安岡正篤先生の教えから紐解く「自分」~
「自分らしく働きたい」
「自分らしく生きたい」
このような使われ方をよくしますが「自分らしく」とはどういう意味なのでしょうか?
googleで「自分らしく」を検索するとAIが以下の様な概要を答えてくれました。
**********************************************************************
自分らしく生きるには、次のようなことが大切です。
・自分の強みや弱みを含め、本当の自分を受け入れる
・他人の期待や社会の圧力に左右されず、
自分の価値観や信念に従って行動する
・やりたいことや目的、目標などを「自分軸」で判断する
・自分の判断に責任を持つ
・自分を大切にし、自身の価値観を尊重する
・自分の気持ちを無視したり、ないがしろにしたりせず、
しっかり向き合う
・自己肯定感が高い
**********************************************************************
確かにそうなんですが、ここに書かれている「自分」を知らずに、
本当の自分はわからないし、自分軸での判断もできません。
実は、googleは上記の記載の下に次のように書いてくれていました。
**********************************************************************
自分らしさを探るには、次のような方法があります。
・自分が大切にしている考え方や価値観について考える
・自分で認識している「自分らしさ」「自分っぽさ」について考える
・自分がやりたくないことや嫌なことについて考える
・家族や友人などに質問してみる
**********************************************************************
この通りだと思います。
自分の好き嫌いは自分で認識できますが、
好き嫌いには喰わず嫌いも印象から嫌いとなっていることもありますし、
嫌いだった物があとから好きになることもあります。
また自分の向き不向きは自分は不向きと感じていても
周囲からは高い評価をもらうことがあります。
このように自分のことを知っているようで知らないことが多いのです。
致知出版社からでている「安岡正篤一日一言」の7月24と25日で
安岡正篤先生は次のように言われています。
https://online.chichi.co.jp/category/BOOK/746.html
**********************************************************************
自分というものは良い言葉である。
ある物が独自に存在すると同時に、また全体の部分として存在する、
自分の自の方は独自に存在する、
自分の分のほうは全体の部分である。
この円満無碍なる一致を表現して「自分」という。
われわれは自分を知り、自分を尽くせば良いのである。
しかるにそれを知らずして自分、自分といいながら、
実は自己自私を恣(し)いままにしている。
そこにあらゆる矛盾や罪悪が生ずる
(※恣いとは、自分の思うままに振る舞う心や気ままな考えの意味)
そういえば、何でもないようで、実は自分を知り、
自分をつくすことほど、むずかしいことはない。
自分がどういう素質、能力を天賦されているか、それを称して「命」という。
これを知るのを「知命」という。
知ってこれを完全に発揮してゆくのを「立命」という。
**********************************************************************
ちょっと難しい文章ですが、私なりに解釈すると(チガッテイタラゴメン)
自分が知っている(=存在している)自分は「自」
家族や組織の中で存在している自分は「分」
「自」の方にも「分」の方にも未見の自分がいます。
特に「分」の方には未経験の役割を果たすことがあるので、
未見の自分に出会えます。
その未見の自分にいろんな経験をさせる中で、能力が開花され
自分が生まれてきた目的である「命」を知り、
その命に従って生きていく「立命」を見つけることができると思います。
★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★
本ブログはメルマガで配信されます。
ご希望の方は下記の登録フォームをご利用下さいませ。
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=afspwg
★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★
☆★☆★☆★「オールインワン」コンサルティングのご案内☆★☆★☆★
●「経営者のメンター」
●「経営戦略の立案とその実行サポート」
●「成果に直結する管理職のマネジメント及びチームビルディング能力向上サポート」
●「働きがい、やり甲斐に繋がる組織・風土及び社員の人格作りのサポート」
●「営業やマーケティングの成果倍増アドバイザー」
これらが一つになったコンサルティングメニューがスタートしました。
これによって、御社の現場力を倍増させ、人財育成と業務成果を高めます。
また、上記から、重要度の高いものを選択して、経営改善するコースもあります。
詳しい内容は下記をご覧下さい。