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【第1,384号】 採用難時代を生き抜く!~教育で補えないもの・補えるものを見極める人材戦略~

【第1,384号】 採用難時代を生き抜く!~教育で補えないもの・補えるものを見極める人材戦略~

 

私の周囲の経営者は

「戦略の失敗は戦術では補えない」

ということをよく知っています。

この言葉と同じ意味の記述が、

カール・フォン・クラウゼヴィッツの「戦争論」

孫子の「孫子の兵法」

にあり、ピーター・ドラッカーは、氏の様々な著書、講演、論文の中で

同様の考えを述べています。

この考えから派生した言葉かどうかは不明ですが、

近年、人材の重要性が高まる中で、経営者は

「採用の失敗は教育では補えない」

という考え方を重視しています。

私もコンサルタントとして(ワタシノシドウリョクハサテオキ)、

教育してもなかなか考え方や行動が変わらず、

成長しない人がいることを知っていますので、採用の重要性を強く語ってきました。

ところが、最近は極度の売り手市場となっており、

特に、新卒、エンジニア、IT技術者、看護師や介護職、

ドライバー、建築・土木技術者等の職種は採用自体が極めて難しくなっています。

そのため、採用試験を厳しくすると、そもそも人が集まらない、

という事態も起こっています。

では、どういう考え方をしたら良いのだろうか?

このことについて考え続けていたところ、岩尾俊兵氏の「世界は経営でできている」に

「そうか」と頷く考え方がありました。

以下に抜粋します。

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こだわり要素の数が増えるごとに恋愛対象者は劇的に少なくなる。

恋愛対象者は2のN乗人(N=こだわり要素数)に一人しかいないためだ。

しかし、このことは逆に言えば

「誰もがこだわるような要素を気にしなければ一挙に競争率が下がる」

ということをも示している。

そこで

「恋愛において、自分が相手に絶対に妥協できない要素を挙げたら、

その代わりに、誰もがドン引きするようなダメ要素を同じ数だけ受け入れる」

という簡便な解決法がありうる。

なんてことはない。

美男美女で、性格がよくて、浮気をしないという要素を挙げるなら、

元気なのに全然働かず、百貫デブで、

足が生物兵器レベルで臭いくらいは受け入れるべきだということだ。

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如何でしょうか?

御社の社風や事業を維持するために、幾つかの重要な採用基準を重視するのであれば、

それ以外のことは目をつぶりなさい、ということです。

その際注意すべきは、目をつぶれない点=教育では補えない部分と

目をつぶれる点=教育で補える部分があることです。

■教育では補えない部分(生まれ持った性格・気質)

第一に性格(パーソナリティ)です。

内向的・外向的、楽観的・悲観的、衝動的・計画的、協調性が高い・自己中心的

これらの対比した性格は同時に併せ持つことができないので、教育では補えにくいです。

ただし、私はある程度コントロールできたので、

まったく変えられない性格ではないと信じていますが、

第三者からの教育ではなく、自己修養によります。

第二に気質(感受性や生理的な特性)です。

ストレスに強い・弱い、感情が安定している・起伏が激しい、

好奇心が旺盛・控えめ、集中力が持続する・途切れやすい

これらは生まれつきの要素が大きく、教育で補うことは難しいとされています。

しかし、環境の工夫や習慣によってある程度コントロールできる人もいるので、

相当の努力をすれば、変えられないものではないでしょう。

第三に価値観(深く根付いた信念)です。

人生観・倫理観(道徳観が強い・柔軟)、仕事に対する姿勢(仕事優先・プライベート重視)

これらは幼少期の環境や文化の影響を強く受け、教育では変えにくいものです。

しかし、私は経験や学びによって価値観が変わることを実感しており、

絶対に変えられないものではないと信じていますが、

価値観を変えるには長い年月が必要と思います。

■教育で補える部分(学習・経験で習得可能なスキル)

第一にスキル・知識系です。

業務知識、コミュニケーションスキル、問題解決能力、ITリテラシー語学力。

第二にマインドセット・行動習慣です。

目標設定・計画の立て方、自己管理能力、チームワークの意識、リーダーシップ、柔軟性。

第三にビジネススキルです。

商談・交渉スキル、プレゼンテーション能力、顧客対応スキル、部下育成のスキル。

これらは、教育や実践の機会を通じて大きく向上させることができます。

特に、OJT(On the Job Training)やコーチングを活用することで、

効果的に習得することが可能です。

即戦力になる(=教育で補える部分)からといって、

教育で補えない部分に目をつぶって採用すると

後に、教育で補えない部分がどうにもならずに、困ったことになります。

「採用の失敗は教育では補えない」

これはとても大事な考え方ですが、適切に活用しなければ、

重要な人材を逃すことになります。

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