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【第147号のテーマ】 絶対納期

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【第147号のテーマ】 絶対納期

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スポーツの世界では、納期は絶対です。

ショットの調子が悪くても、マシンの調整がうまく行かなくても

予選のスタート時間は決まっています。

その時間に待ったはありません。

それが戦うということです。

でも一般企業において、機械が壊れたり、酷いときに自分達の工程管理のミスでも

お客様に納期交渉をすることがあります。

チョット待って!

と言わせて下さい。

納期交渉をする前に、自分達のできることを考え抜きましたか?

永年、広告に携わってきたのですが、チラシの折込日をずらしたことや

テレビCMの放映日をずらしたことは、一度もありません。

唯一の例外は、昭和天皇の御崩御と大震災になります。

決められた納期は絶対です。

これが企業活動という戦いであり、その勝者が信用を得ることになります。

プロであれば、一旦、戦いの場に身を置いたら、

やるべきことをやるだけです。

それでうまく行かない時に、自分達のやり方が間違っている訳ですから、

徹底して、間違いを正すべきであり、

お客様への納期交渉は意地でもしてはならないと思います。

納期交渉をする時は、スポーツの世界ではリタイアする時です。

その覚悟を持たないとなりません。

一度、チラシ作りで、以下のような経験をしました。

営業とお客様のコミュニケーション不足で

全国で折り込まれるチラシの折込日に間に合わないという状況が発生しました。

本来ならチラシは両面を1人もしくは2人のデザイナーが仕上げるのですが、

全体を8分割し、8人のデザイナーにやらせ、合体させました。

印刷も1箇所で行った方が、1枚あたりの単価が安くなりますが、

全国に納品する必要があり、印刷と配送時間を考えると

納品先地元の印刷屋さんで、印刷しないと間に合わない

ということで、新幹線や車で印刷用のフィルムを運び

印刷して貰いました。

大赤字です。

このようなやり方をしてでも絶対納期を守るという

時間と競争し、目の前のトラブルに対処しました。

この事例で学んだ事は、チラシは複数のデザイナーでも

リーダーが一人いれば作ることができる。

大量の印刷物は、地元で分割して印刷した方が

配送コストを考えると結果的に安くなる。

このように一つの仕事では大赤字でも、後の仕事で

利益増になるようなノウハウを得ることができました。

トラブル時こそ、思考力を試されている時であり、

本領を発揮する時です。

納期をずらず、と言う行為は

目の前のトラブルから逃げると同じことであり、

その後の成長には繋がらないでしょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

20年近い、実務コンサルの経験で貯まった引出の中から、

皆様の「現場力を倍増させる」視点で発信していきたいと思います。

また弊社主催のセミナー等の告知も行います。

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