【1508】 報酬がなくても果たしたくなる義務~孟子に学ぶ応じ方
「義務を果たすから報酬が得られる」
そんなふうに考えるのは、ごく自然なことかもしれません。
仕事をすれば給料がもらえます。
税金や公共料金を払えば公共サービスが受けられます。
義務と報酬は、あたかも交換のように見えます。
でも、ほんとうにそれだけでしょうか。
報酬がないのに、なぜか動きたくなる場面があります。
たとえば、誰にも頼まれていないのに道端のゴミに手を伸ばすとき。
子どもが泣いているのを見て、思わず声をかけるとき。
それは「すべきこと」として頭で考える前に、 心が先に反応しているような感覚でしょう。
見返りを求めているわけではなく、 ただ「応えたい」という気持ちが、静かに湧いてきます。
こうした行動は、義務ではないけれど、 社会や人との関係の中で「果たすべきこと」として感じられるものです。
強制ではないけれど、放っておけない・・・・・。
それは、義務に準ずるものとして、 私たちの内側に静かに根を張っているのかもしれません。
孟子は「義を見てせざるは、勇なきなり」と言いました。
義務とは、外から課されるものではなく、 内なる志に応える行為でもあるのかもしれません。
誰かに言われたからではなく、
「自分がこうありたい」「こうしたい」「これを続けたい」と願う姿に近づくために、
自ら選び取る行動を自分に課した義務のように考えることがあります。
日記を書く(私の場合はメルマガ)、毎日1時間散歩する・読書する・○○を勉強するなど。
これらは報酬ではなく、誇りや、自分らしさへの手応え、そして「自分との約束」を果たすことです。
このように、義務を果たすことで得られるものは、 お金や評価だけではありません。
信頼、尊敬、自己理解、他者とのつながり・・・・・
目に見えないけれど、人生を静かに支える報酬が、そこにはあります。
結局、義務とは、社会・仲間そして自分自身に対する、
自分の内側から自然に立ち上がる“応じ方”なのだと思います
報酬がなくても、果たしたくなるもの。
もし、仕事をそのように捉えることができれば、
月曜日の朝に会社に行くのが楽しみになり、素晴らしい日々が過ごせるはずです。
そこにこそ、「私らしさ」が滲み出るのではないでしょうか。
■本日の教訓
義務とは、報酬のために果たすものではなく、
自分の内なる志や「応えたい」という心に従う生き方そのもの。
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