【1509】 外国人を怒鳴っている日本人を叱りたい!~修養を問われる時代~
先日、伏見稲荷に参拝しました。
京都駅から稲荷駅に向かう電車内も、境内も、9割以上が外国人であることに大変驚きました。
聞いたこともない言語が飛び交う中、とりわけ耳に入ってきたのがC国の方々。
駅員さんや宮司さんに怒っているのではないかもしれませんが、大きな声で訴えています。
(ボディランゲージは明らかに怒っていましたが・・・)
それに対し、静かに冷静に、丁寧に対応している日本人の姿を周囲の外国人も見ていました。
同じ日本人として、誇らしく思える瞬間でした。
ところが、帰りの電車でも大きな声が響きました。
それは日本語でした。
大きなキャリーバッグが邪魔だったのか、外国人に注意をする高齢の日本人。
しかし、仮に邪魔だったとしても「怒鳴る必要はない」と思わざるを得ませんでした。
高齢でありながらも「修養が足らない」と感じ、恥ずかしく思いました。
翌日、日課にしている安岡正篤先生の『一日一言』を開くと、まさにぴったりの言葉が並んでいました。
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修養が足りない現代日本人
現代日本人は人物というものができていない。
修養が足りない。
人を見れば悪口を言って、自分の事を棚にあげておいて、そうして一向努力はせぬ。
嫉視誹謗し、そうして他に向かって大言壮語ばかりする。
行儀作法もなっていないという傾きがある。
これを根本的に是正しなければ、本当の意味において日本精神を発揚することはできない。
外に発展しようと思えば思う程、やはり内に深めなければならない。
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昨日の出来事を思えば、「あのお爺さんにぜひ読んでもらいたい」と心から思う一文です。
同時に、これは私たち一人ひとりが立つべき場所を問い直している言葉でもあります。
最近の政治の世界を見渡すと、日本に限らず諸外国でも「自国ファースト」を誇示する振る舞いが目立ちます。
「自国を大切にする」のは当たり前のことですが、その所作に品がなく、
かえって信頼を損ねてしまっている場面が多く見られます。
観光地でのC国の方々の振る舞いを見れば見るほど、
私たち日本人自身が忘れてはならない「内なる修養」の大切さを思い知らされます。
一方で、日本人の礼儀や作法、人間性に惹かれて来日される方々の声も多く聞きます。
例えば、バッキンガム宮殿の衛兵と写真を撮る際、
日本人の礼節を真似る観光客が増えているという話は、本当に誇らしいことです。
こうした評価は、戦前までの教育や躾が今も私たちの中に息づいている証なのかもしれません。
そしてこの「日本人らしさ」を絶やさぬためには、
大人が手本となり、子どもたちに静かに示していくことが欠かせません。
外に誇る前に、まず内を深める。
安岡先生の言葉は、今こそ私たちの足元を照らしてくれているのだと思います。
■本日の教訓
外に誇る力は、内を磨く修養から生まれる。
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