【1517】 真似るの先にある「盗む」~クラプトンから学ぶオリジナルの作り方~
ギターの練習や写真撮影の上達方法として、
「上手い人のやり方を真似なさい」という言い方があります。
仕事でも同じで、まずは先輩のやり方を真似ることからスタートします。
ところが、職人の世界では「真似る」ではなく「盗む」という表現を使うことがあります。
「真似ると盗む」
――一見同じようですが、私は違うと感じています。
なぜなら、真似た先と盗んだ先に辿り着く場所が違うからです。
■ 真似るの先
そっくりになること。
よくある「ものまね選手権」では、もっとも似ている人が優勝します。
■ 盗むの先
徹底的に真似てから、オリジナルを超えていくこと。
ブルース界のレジェンド、ロバート・ジョンソンをトリビュートした
エリック・クラプトンのDVD&CDアルバム「SESSIONS FOR ROBERT J」のDVDを観たときのことです。
クラプトンはその中で「どうしてもコピー(真似る)できない箇所がある」と語っていました。
ローリング・ストーンズのキース・リチャードも
「ロバート・ジョンソンは指が6本あるから、誰もコピーできないんだよ」
と言うほど、神がかった演奏です。
ギター界のレジェンドであるクラプトンでさえ未だにコピーを試み、
克服しようと努力し続けている姿に私は感動しました。
ところが、このDVDを見たあとに聴いたトリビュートアルバムには、
ロバート・ジョンソンの匂いは全く残っていませんでした。
そこにあるのは、すべて「クラプトンの世界」だったのです。
私はこの状態こそ、真似るの先にある「盗む」の成果、
すなわち「オリジナル」だと思うのです。
ビジネスに置き換えれば、
新人はまず「真似る」ことでスキルを身につけます。
しかし、そこに留まればただのコピーです。
次にすべきは、徹底的に真似てから、自分のやり方に昇華することです。
それが「盗む」であり、オリジナルを生み出す道です。
すなわち「自分しか出来ない世界」となります。
私は、「人を活かす経営」のコンサルタントとして、
先人を徹底的に学び、真似、ようやく少し盗む域に手がかかった状態にこれたように思います。
あなたは今、真似ている段階ですか?
それとも盗んでいる段階ですか?
■本日の教訓
真似るのはスタート、盗むのはゴール。そこにこそオリジナルがある。
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