【1522】 経営者は『史記』を読むべし!~劉邦を支えた三傑が御社にはいますか?
『史記』に描かれた楚漢戦争。
劉邦が覇王・項羽を打ち破り、漢帝国を築けた要因をご存知ですか?
それは、人徳溢れる劉邦に仕えた「三傑」の存在にあります。
・参謀として戦略立案を担った「張良」
・軍略・用兵に優れた常勝大元帥「韓信」
・兵站・内政・人心掌握を担った「蕭何(しょうか)」
この3人のうち、一人でも欠けていたら劉邦は勝てなかったでしょう。
これは、企業経営にそのまま通じます。
経営には「戦略立案」「戦略に基づく行動(戦術)」「人事・風土づくり」の三本柱が不可欠です。
大企業であれば、それぞれに専門の役員が存在し、自分の責を果たせます。
しかし中小零細企業では一人が複数の役割を兼ねざるを得ず、
その負荷は想像以上に大きく、やがて機能不全やボトルネックを引き起こします。
では、どうすべきでしょうか?
張良が担った戦略立案は、今の時代ならコンサルタントやAIを活用できます。
韓信の数々の戦術的行動も、報連相の徹底やSFA・CRMといったシステム導入で補えます。
しかしながら・・・
蕭何が担った「内政」「人心の掌握」だけは、AIやシステムでは代替できません。
こうした基盤を整えるのは、誠実で几帳面で、人の気持ちを理解できる蕭何だからこそ成し得た役割でした。
重要なのは「愛し、愛される」「人を大切にする」「この組織に家族共々属したい」といった
人間の心の中にある気持ちを育み、育てなければならないからです。
私の経験では、劉邦に仕えたこのような三傑は、野良状態にはありませんので、
求人ではまず見つけることができません。
史記に描かれたように、トップの人徳に引き寄せられる、もしくは誰かが紹介してくれない限り、難しいはずです。
特に、代替えのできない蕭何のような人との出会いはもっとも重要な縁です。
「蕭何に出会いたい!」と経営者が強く願えば、出会えるかもしれません。
しかし、その蕭何を惹きつけたのは劉邦の人徳です。
三傑、特に蕭何のような存在に出会えないのは、
経営者自身の人徳がまだ磨き切れていない証かもしれません。
■本日の教訓
得がたい人財は経営者の人徳がもたらす
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