【1548】 あなたは何段?~松下幸之助から学ぶ「経営者の段位」~
本日は松下幸之助翁の「経営のコツここなりと気づいた価値は百万両」より引用します。
この本の中で、私が最も「この発想すごいな~、どうしてこんな考え方ができるんだろ?」と感じた箇所です。
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経営力がどれだけ向上しているか
碁や将棋には、初段であるとか二段であるとかのいわゆる段位性がありますが、
経営者につても、だれそれさんは三段の経営者だ、だれそれさんは五段の経営者だ
ということを的確にいってくれる人がありますと非常に面白いと思います。
「自分は三段だと思っていたのに二段か。これは勉強しなくては……」ということになりますし、
「私はどういうところで三段になれないのですか」「あなたはこういうところがちょっといけない。
こういうようであれば三段になる」というようなことにもなって、きわめて好都合です。
しかし、幸か不幸か、経営というものには、碁、将棋のむずかしさとはまた違った複雑なものがあって、
そういうことはだれも的確にはいえません。
結局、経営者として三段であるのか二段であるのかということは、自分で判断するより仕方がないわけです。
ところがその自己判断がなかなかむずかしい。
人間というのは他人のことは評価できても、自分のことは案外分かりにくいものです。
しかし、むずかしいけれども、それを的確に行うということが、きわめて大切だと思います。
特に企業が発展していく過程においては、
経営者が、みずからの経営力の程度を的確につかんでいないと、
そこから問題が生ずるということが往々にしてあるように思います。
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この考え方は、経営者だけではなく、部長や課長といった管理職にも当てはまりますね。
「自分は営業三段だと思っていたけど、部下育成は初段だった」
「マネジメント五段を目指しているけど、まだ二段かもしれない」
こうして段位で自己評価すると、“足りない部分”がとても客観的に見えてきます。
私はこの話を聞いて、「家庭」や「趣味」にも広げてみたくなりました。
「父親初段」「母親五段」
「写真黒帯」「ギター白帯」
肩書きや経験年数ではなく、“姿勢”や“深まり”で段をつけると面白いと思います。
更に、高齢者の運転技術も「白帯・黒帯・師範」と段位化できれば、本人も家族も安心できますね。
「まだ師範レベルだから大丈夫」「そろそろ引退かもしれない」
そんな会話が自然に生まれます。
この発想を活かして、こんなセミナーがあればどうでしょうか?
■一般企業・リーダー層対象
タイトル:マネジメント白帯向けセミナー~どうすれば黒帯になれるか~
サブタイトル:現場リーダーが“段位アップ”するための実践マネジメント講座
内容:「報告・連絡・相談」が続かないチームの共通点
指示ではなく、質問で動かすリーダーシップ
白帯リーダーと黒帯リーダーの違い
チーム成果を出す「心の構え」
■介護業界向け(デイサービス管理者対象)
タイトル:デイサービス管理者八段に聞く「管理のポイント」講座
サブタイトル:現場で磨かれた“人と仕組みの整え方”を学ぶ
内容:八段管理者の1日スケジュールに見る「優先順位の付け方」
スタッフが辞めない面談・ミーティングのコツ
利用者・家族・スタッフの“三方よし”マネジメント
トラブルを未然に防ぐ「声かけ力」
いかがでしょうか?
自分で考えたのに、ちょっと受講したくなってしまいました(笑)
■本日の教訓
肩書きより“段位”を上げよう。
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