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【第155号のテーマ】 遅刻と日報
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顧問先の朝礼に2年目の営業が遅刻しました。
過去にも何度か遅刻をしています。
朝礼の場で、社長が注意を与えた上で日報では、下記の様に伝えられました。
世界情勢を見て、こんな事をしていては危機感がなさ過ぎます。
今まで見過ごしてきた自分の甘さが、今のこの状況を引き起こしています。
全員を露頭に迷わす訳にはいきません!
規律を正します!
実は本日遅刻した営業以外にも遅刻者が時々います。
社員が規律を守らない責任は社長にあります。
規律を守らせることを社長が非常に大切にしている会社は、
社員も同様に厳しく向き合っています。
何度も遅刻を繰り返す、ということは「あり得ません!」
では、本日遅刻をした営業は何故、遅刻をするのでしょうか?
本人の日報には下記の様なことが書かれていました。
(コピペではなく文章は修正しています)
入社して何回も遅刻し、自分の社会人意識が足りず、
4月に入社した後輩の規範とならず遅刻するのは情けなく、深く反省しています。
常に社会人の意識を高め、2度と起こらないように心掛けていきます。
これに対し、私は下記の様にコメントをしました。
社会人としての意識が足りないのではありません。
出社時間を守れないのは会社ルールを守れないということです。
すなわち「約束」を守れない人ということです。
約束を守るというのは「人」としてのもっとも大切な事です。
意識とか自覚とかのレベルにするから、守れないのです。
「約束を守る」は「生き方」であり、「働き方」ではありません。
心掛けるというのも意志としては弱いですね。
二度としません、と言い切って下さい。
遅刻者が多い会社は、それが社風の一部であることを
認識しなければなりません。
新しく入社した人がそれに染まるのは、先輩が緩いからです。
本人以上に先輩が襟を正すべきです。
幸い直属の上司、一年先輩、同僚の日報には
今回の日報で自分達が悪かった、と本人の日報よりも
長文で反省をしていました。
数行で反省をするよりも反省が長文となる方が
思いがこもっていると思います。
日報が短い人が多い会社と長文の会社では、
明らかに長文の会社の方が成長力があります。
日報は一日の振り返りです。
振り返り量が多い会社と少ない会社は成長力が違います。
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日報に自分が今日、何をして、何を学び、何に気付き、今度どうしていくか?
更に明日すべきことの優先順位付けといったことを通して、
上司や同僚と所感の交換というコミュニケーションを行える
電子日報を開発しました。
ご興味がおありでしたら、下記をご覧下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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