【1557】 助言を素直に聞けないのは何故?~「受け取る」と「受け入れる」を使い分ける~
【1555 相手の話が理解できないのはあなたが悪いかも?~聞き方と受け取り方~】
https://km.kando-m.jp/news/mm1555/
この続編になります。
この号では
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コミュニケーションというと「話し方」ばかりに意識が向きがちですが、
実はそれ以上に大切なのが「聞き方」と「受け取り方」です。
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とお伝えしました。
本日は「受り取り方」をもう少し掘り下げます。
人の助言を素直に聞けないとき、ありますよね。
自分にとってプラスになることだと分かっていても、反対意見や、自分がしたくないことを言われると、
つい「反発する」感情が生まれてしまうものです。
これは「受け取る」と「受け入れる」の違いを理解できていないからだと思います。
たとえば、喫煙者が知人から「身体に悪いのだからタバコをやめたら?」と助言されたとします。
「辞めたいんだけど、タバコをやめるとストレスが貯まりそうで、
他にストレス発散できるものがなくて……。気にかけてくれてありがとう。」
これは「受け取る」です。
一方、
「自分でもやめたいと思っていたんだよ。心配してくれてありがとう。
君の気持ちに感謝して、思い切って今日からやめるわ!」
と言ってタバコをゴミ箱に捨てる。
これが「受け入れる」です。
「受け取る」は、情報として理解する。
「受け入れる」は、行動に移す。
つまり、「受け入れる」には「素直な心」が必要なのです。
松下幸之助翁は、
「素直な心とは、偏らず、こだわらず、広い心で物事を見つめること」
と説かれています。
人の助言を「受け入れる」とは、その言葉の奥にある「相手の善意」を信じることでもあります。
自分を変えるきっかけをくれた人に、感謝の心を持てるかどうか。
その違いが、人生の伸びしろを大きく左右します。
助言を「受け取る」だけで終わらず、
一歩進んで「受け入れる」勇気を持ちたいですね。
ただし、ここで誤解してはいけないのは
「すべての助言を受け入れなければならない」
ということではありません。
幸之助翁は
「素直とは、何でも鵜呑みにすることではない」
とも述べています。
何でも言われたままに従うのではなく、
「一度、自分の中で冷静に考える心の余裕」
が必要です。
自分の信念や状況を踏まえて考えた上で、
「この助言は今の自分に必要だ」
と判断できたときに「受け入れる」。
それでいいのです。
つまり、
受け取る → 受けとめて考える → 必要なら受け入れる。
この三段階が理想です。
助言は“すぐに行動するため”ではなく、
“よりよく生きるための気づき”
として受け止めましょう。
■本日の教訓
助言は、反発するでもなく、鵜呑みにすることではなく、冷静に受けとめること
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