・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【第158号のテーマ】 自然とともに
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
松下幸之助氏の「道をひらく」の中に次の様な一文があります。
***************************************************
自然とともに
春になれば花が咲き、秋になれば葉は枯れる。
草も木も野菜も果物も、芽を出すときには芽を出し、
実のなるときには、実をむすぶ。
枯れるべきときには枯れてゆく。
自然に従った素直な態度である。
そこには何の私心もなく、何も野心もない。
無心である。虚心である。
だから自然は美しく、秩序正しい。
困ったことに、人間はこうはいかない。
素直になれないし、虚心になれない。
ともすれば野心が起こり、私心に走る。
だから人びとは落着きを失い、自然の理を見失う。
そして出処を誤り、進退を誤る。秩序も乱れる。
時節はずれに花が咲けば、これを狂い咲きという。
出処を誤ったからである。
それでも花ならばまだ珍しくてよいけれど、
人間では処置がない。
花ならば狂い咲きですまされもするが、
進退を誤った人間は、笑っただけですまされそうもない。
自分も傷つき、人にも迷惑をかけるからである。
人間にとって、出処進退その時を謝らぬことほど
むつかしいものはない。
それだけに、ときには花をながめ、野草を手に取って、
静かに自然の理を案じ、
己の見の処し方を考えてみたいものである。
***************************************************
新型コロナウィルスも自然の一部であり、
人を殺そう、人類を滅亡させようという、私心も野心もありません。
幸之助氏が言われるように無心であり、虚心です。
ところが、人々は落ち着きを失い、
買い占めをするどころか、転売までします。
感染者やその家族への誹謗中傷や差別も起きています。
法律や規制が無いと自制ができなくなっています。
自然が人間を試している
このように考えるようにします。
★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★
知人に本メールをご紹介をいただく際には
下記の登録フォームをご利用下さいませ。
メルマガ登録はこちらから
★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★


