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【1603】 最後まで自分を助けてくれるものは何か~ドラッカーのセルフマネジメント論 その2~

【1603】 最後まで自分を助けてくれるものは何か~ドラッカーのセルフマネジメント論 その2~

 

【1602 自分自身という資源を活かしていますか?~ドラッカーのセルフマネジメント論~】
https://km.kando-m.jp/news/mm1602/

この号の続編になります。

前回は、ドラッカーのいうセルフマネジメントについて、

「自分自身という資源を、自ら生かすこと」

という視点でお話しました。

ここでいう「自分自身という資源」とは、

これまでの人生で身につけてきた、知識・経験・スキルそのものです。

それらは本人の中にしか存在せず、使うかどうかは自分次第です。

だからこそ、自分の人生を出し惜しみしないことが大切だ、という話でした。

では、その資源が本当に必要になるのは、どんなときでしょうか。

それは、追い込まれたとき、困難に直面したとき、誰にも頼れないと感じたときです。

そのとき最後まで裏切らずに助けてくれるのは、他人ではありません。

自分自身が持つ、知識・経験・スキルです。

しかし実は、それらを「持っているだけ」では、力になりません。

なぜなら、人間力が伴っていなければ、知識やスキルは状況の中で使い切ることができないからです。

その結果、自分を助けるはずの力が、発揮されないまま終わってしまいます。

また逆に、人間力があったとしても、知識・経験・スキルがなければ、現実を打開することはできません。

想いはあっても、手立てがないのです。

どちらが欠けても、同じ結果になります。

では、ここでいう「人間力」とは何でしょうか。

様々な文献やこれまで出会ってきた多くの経営者・現場リーダーの姿から考えると、

私は次の要素を持っている人を「人間力がある人」だと考えています。

・感謝の気持ちを持っている
・素直である
・感受性(情)が豊である
・意志決定力がある
・行動力がある

特別な能力ではありません。

これらはすべて、日々の姿勢や選択の積み重ねで身についていくものです。

意識して実践し、それを継続することで、人間力は確実に高まっていきます。

知識・経験・スキルは、「挑戦」と「読書」によって得ることができます。

読書とは、他者の経験や考え方を自分の中に取り入れ、自分の経験と結びつける行為でもあります。

それによって、断片的だった自分の経験が意味づけられ、判断や行動に使える形へと整理されていくのです。

一方で、人間力はテクニックでは身につきません。

「生き方」を正し続けることでしか、磨かれないものです。

そして、人間力が高い人は、周囲から助けられます。

困ったときに、自然と手を差し伸べてくれる人が現れます。

結果として、自分一人では越えられない壁も、越えられるようになるのです。

自分自身という資源を最後まで信じて使い切るために、

知識・経験・スキルと同時に、人間力を磨き続けること。

それが、人生における本当のセルフマネジメントなのではないでしょうか。

■ 本日の教訓

知識・経験・スキルを力に変えるのは、人間力という生き方である。

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