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【第180号のテーマ】 挑戦と失敗
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薩摩藩の三代藩主 島津義弘公が
「薩摩の教え、男の順序」
というものの遺しています。
1.何かに挑戦し、成功した者
2.何かに挑戦し、失敗した者
3.自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手助けをした者
4.何もしなかった者
5.何もせず批判だけしている者
6.何もせずに批判するだけでなく、足を引っ張る者
発明家のトーマス・エジソンが電球を発明した時に
記者が次の様な質問をしました。
よく1万回も失敗して諦めませんでしたね?
エジソンは次の様に言っています。
失礼なことを言わないで欲しい。
失敗は一度もしていない。
次はうまく行くと信じて
一万回の試行錯誤を重ねただけだ。
この後、次の様に続けています。
失敗は積極的にしていきたい。
なぜなら、それは成功と同じくらい貴重だからだ。
失敗がなければ、何が最適なのかわからないだろう。
島津義弘公もトーマス・エジソン氏も同じ事を言っています。
失敗を許さないのではなく、どんどん失敗して欲しい。
それが未来に繋がるから・・・
ということです。
私たちの身の回りにあるすべてのモノは
誰かが考え、試行錯誤の上で形にしたモノです。
一度の試行で出来たモノなど皆無で、すべて失敗の産物と言えるでしょう。
現在の経済において
GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)は世の中に無い仕組みやモノを作りました。
挑戦者集団と言える企業です。
日本においては戦後から高度成長時代に世界を席巻した企業が
NHKのプロジェクトX等で「挑戦者」として取り上げられています。
ですが、今の日本企業の多くは
成果主義を採用して、挑戦や失敗を恐れている傾向にあります。
低迷するのも当たり前の様に思います。
今回のコロナ災禍での日本政府の対応は
失敗を恐れるが故に、うまく行きそうなことをやっている
様に感じます。
国民全体の生死の責任を背負うことですから、
慎重に慎重を重ねるのは当然でしょう。
私の様にその責任が無いモノが言うべきことではありません。
ですが、政府に委ねている立ち場の一人として感じていることはあります。
何もしなければヒントは見つかりません。
新しいアイデアを思いつき、それを実行し、失敗しそうになれば
すぐに修正をする
スピード感のある挑戦
これこそ今必要なことでしょう。
エジソンではありませんが、失敗をすれば必ず学びという収穫があります。
その収穫は、次のシーンで
予知能力の向上
に繋がり、それが
意志決定のスピードと品質
に繋がります。
事なかれ主義ではなく、挑戦者であること
これが有事の時には重要でしょう。
吉村知事を見ているとそれを強く思います。
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