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【第224号のテーマ】 経営の上での損得勘定
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223号で人との付き合いは「損得勘定」抜きで付き合いたい、と書きました。
では経営の上での損得勘定はどう考えれば良いでしょうか?
企業経営は「社会貢献」ですから、損得勘定抜きでやれたらやりたいものです。
ですが、企業経営には「健全な財務」があってのことなので、
損得勘定は非常に重要となります。
では、
善悪と損得
はどちらが優先されるのでしょう?
多少、こじつけ感はありますが、考えて見ました(^^;
松下幸之助氏のお言葉を173号で引用させていただきました。
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儲けない企業は罰せられるべきである
資本は天下の資本であり、働く人は国家の国民である。
その天下の資本を使い、国家の国民を使って事業をして、
一割の利益も取れないということは許さんぞ、それは罰するぞ、
という法律ができたら、私は非常に面白いと思います。
そうすると安く売らにゃならんし、
利益を少なくすれば怒られるし、
となりますから、日本の経済発展というのは
素晴らしいものになると思います。
法律はつくれんでも、われわれ業者が、
それと同じ様な実態をお互いの理解と努力と良識によって
遂行することができたならば、
私は同じことだと思うのです。
(昭和33年7月19日 倫理研究所大阪事業経営講座)
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企業は、社会の役に立つ製品やサービスを提供します。
そのために人を雇用し、それで収益を上げて納税するためには、
損得勘定が重要となりますが、
上の文章で幸之助氏は、利益を出さないのは罪悪だと言われています。
ということは、
善悪 > 損得
となります。
もう少し違う視点に立つと
善 > 悪
得 > 損
ですので、
善 > 得 > 悪 > 損
と考えることもできます。
(※得と悪の間にはたくさんの > が入ることになりますが・・・)
すなわち、企業経営は
「得」があって「善」に繋がる。
常に「善」を目指せ、となる筈です。
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