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【第325号のテーマ】 英国人に学ぶ
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メルセデスのルイス・ハミルトンが
7度目のF1ワールドチャンピオンを獲得しました。
通算95回の優勝を重ねている上、20以上の歴代1位の記録を持っています。
そのハミルトンもコロナには勝てず、陽性判定で
バーレーンで行なわれるサクヒールGPを欠場することになりました。
ハミルトンは35歳の英国人です。
英国人は1年を通じて、戦いを重ねてチャンピオンシップを争う
F1の様な競技に合う国民性を持ちます。
1957年に後悔された英米合作の「戦場にかける橋」に
英国人らしさがあらわれています。
特に指揮官と兵の役割が明確に分けて描写されていますので、
リーダーシップを学びたい人は観られると良いでしょう。
紳士の国、英国はレディファーストなどの礼節を大切にします。
また、イギリスは未だに、世襲制が残る階級社会で、
次の3つに大別されます。
アッパークラス:上流階級。貴族。
ミドルクラス:中産階級。富裕層。大卒もしくは大学院卒。
ミドルクラスは更に3つのクラスに分かれます。
外交官などのアッパーミドルクラス。
弁護士や医師などのミドルミドルクラス。
会社員として働くロワーミドルクラス。
ワーキングクラス:労働者階級。高卒もしくは専門学校卒。
イギリス人の約半数がこのカテゴリーに属します。
ジョン・レノンがアルバム「ジョンの魂」で
ワーキング・クラス・ヒーローという楽曲をリリースしています。
労働者階級のヒーローになるのは大変だ~
という内容ですが、ジョンはミドルクラス出身です。
ワーキングクラス出身のポール・マッカートニーとリンゴ・スターは
共に「ナイト」の称号を与えられましたが、
貴族になった訳ではありません。
「ナイト」は称号であり、身分ではありません。
ですが、世襲権を持たない「準貴族」となります。
ジョンの魂は1970年のリリースです。、
ポールがナイトを授与されたのは1997年ですから、
ワーキング・クラス・ヒーローはポールの事ではありません。
リンゴは2018年に授与されています。
話を元に戻します。
英国は階級社会であるが故、自分の職位、職責に
誇り
を持ちます。
リーダーとなる人は部下と職務への責任から
徹底して勉強をします。
同時に自分の役割を守り、分をわきまえる人も多いです。
故に、専門家集団の運営に長けています。
また、英国人は階級を超えて、成果を出すために
徹底的に話し合い、意思疎通を行います。
その中で相手を知り、能力を見つけ出します。
日本は
言わなくても解るだろう
忖度する
など、誤解を産む土壌の上で、業務が行われます。
これでは、うまく行きません。
日本は組織があっての個人という感覚です。
英国は個人があって、自分の居場所としての組織があります。
自分の職位、職責に誇りを持つ個人だからこそ、
強い組織になります。
職位、職責に誇りを持たず、こここそ「オレの居場所」と
思わない人を集めても強い組織にはなりません。
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