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【第332号のテーマ】 神経伝導速度と筋肉反応速度

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【第332号のテーマ】 神経伝導速度と筋肉反応速度

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運動が苦手な人と得意な人がいます。

○○君は運動神経が良い

△△さんは反射神経が鈍い

このような表現をしますが、人間の神経には

運動神経も反射神経も存在しません。

プロ野球選手には打率が2割台の人もいれば、

3割の後半に届く様な人がいます。

この違いは何故、出てくるのでしょうか?

違いは、神経を伝わる情報の速さと

それに伴う筋肉の反応の早さです。

ところが、神経を伝わる情報の速さ(神経電動速度)は

個人差はほとんどなく、速度を速めることもできません。

ということは、上記の打率2割と3割台の違いは

筋肉反応速度によって、決まると言えます。

筋肉反応速度は反復練習をすることで、高めることができます。

ここからは企業における神経伝導速度と筋肉反応速度についてです。

神経伝導速度は「指示命令の伝達速度」と言えるでしょう。

文鎮のような組織やソフトバンクの様に

社員全員がツイッターで情報共有できている企業であれば

社長の意志決定は、短時間で末端まで届きます。

では、時間がかかる企業はどうなっているのでしょうか?

神経細胞には細胞間をつなぐ「シナプス」という接合部位があります。

そこに障害あると神経は断絶します。

ところが、企業内にもシナプス断絶となる、障害となる管理職がいます。

もしそういう人が一人いれば、

そこで数時間のロス、場合によっては数日のロスとなります。

また、伝言ゲームの様に、内容が変わる場合もあるでしょう。

中には意図的に変える人もいます。

本末転倒となります。

会社経営者は自身の意志決定を末端まで、

速やかに正確に伝導する仕組みを作らなければなりません。

人間の体では、神経伝導速度は個人差がほとんど無いと書きましたが、

企業において、伝導速度とその正確性においては、

とんでもなく差があります。

自分達がそれに気付いていないだけです。

更に、伝導させた後の組織の反応速度も高めないとなりません。

反応のスピードだけでは無く、反応の精度も悪い企業があります。

それは、管理職の質によって決まります。

企業内神経伝導にも障害を起こし、企業内筋肉反応にも障害を起こす。

そのような管理職には「遅い、早くしろ!」を言い続け、

それに反応する訓練を「反復」しないと改善はされません。

絶対に、管理職個人の速度に企業の速度を合わせてはなりません。

経営者が企業の成長速度を高めるためにアクセルを踏みます。

でも、エンジンや駆動系が反応しなければ、速度は上がりません。

ミッションが繋がっていなかったり、クラッチが滑っていたり、

ブレーキを踏んでいるのは、全て、現場の管理職です。

そして、それを改善してこなかった経営者に因があります。

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