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【第409号】 やってみもせんで、何を言っとるか
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本田宗一郎氏の著書「私の手が語る」の一番最初の文章に出てくる言葉です。
氏は設計途中に何かひらめくとそれを実証したくなります。
その試行錯誤が貴重な体験となるので、それに取りかかります。
大変なのはそれに付き合わされる人です。
工場も小さく、設備も無く、夜になると手元が暗くなります。
その手元を照らしながら、外科医にメスを渡す看護師のように
いろんな道具を手渡します。
タイミングが合わないとスパナで手を叩かれます。
氏はその時の心情を
喰うか喰われるかの仕事の中の技術屋としてのこたえられないやり甲斐
と言われています。そう言いながらも、
それに遅くまで腹を空かして付き合ってくれた若者、
そしてそれを形に仕上げてくれた人達、
量産に向けて整備してくれた人達への感謝を忘れません。
簡単にギブアップしなかったからこそ、今日がある。
「それは、ムリでしょう」
「おそらくダメでしょう」
こういった言葉が出ることも多々あった筈ですが、
「やってみもせんで、何を言っとるか」
で一喝されます。
氏はこれを「ねばり」という言葉を使われています。
ねばってダメなこともありますが、
ねばらないと手にできないこともたくさん有ります。
ダメか手にするかは、ねばらないことには解りません。
「ねばる」
とても大切な言葉ですね。
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