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【第516号】 逃げるな、開き直れ!

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【第516号】 逃げるな、開き直れ!

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顧問先の日報に次の様なことが書かれていました。

会議で決まった新規開拓を電話で行う際に、勇気がいりました。

掛けるまでどれだけ時間がかかったか・・・。

午前中に電話する予定が、質問に答えられなかったらどうしよう?

とんとん拍子に進んで、契約となってしどろもどろになったらどうしよう?

と考えている内に午後になりました。

意を決してまずは電話をしました。

私は以下のようにコメントしました。

電話をした後の相手の出方を想定するから不安になります。

不安になるのであれば、対策をしましょう。

対策をすれば少しは安心できます。

その状態で電話しても答えられないことが必ず出てきます。

それに対する対策をして、次の先に電話をする。

これを繰り返します。

0から1への一歩と9から10の一歩は壁の高さが全く違います。

壁の前に立つと高く感じます。

昇ってみるとそれほど高くもありません。

ミスチルの「終わりなき旅」の歌詞に

難しく考え出すと

結局全てが嫌になって

そっとそっと

逃げ出したくなるけど

高ければ高い壁の方が

登った時気持ちいいもんな

まだ限界だなんて認めちゃいないさ

日報に書かれたことはこの歌詞通りだと思います。

相手からの質問を恐れて、逃げていたら0から1にはなりません。

時間は掛かりましたが、意を決して電話をした、

ということは開き直ったということです。

「逃げる」ことと「開き直り」は全く違う意味になります。

開き直りとは、覚悟を決めて向き合うことを言います。

開き直ると聞くと、問題から逃げているように思わないで下さい。

開き直るとは「納得」ではありません。

「超積極的肯定」です。「がむしゃら」です。「一直線」です。

広告業時代の私の部下は新規営業時に「今日は○件砕けてきます」と元気よく出ていきました。

笑顔で出ていき、笑顔で帰ってきていました。

これも開き直りです。

本田宗一郎氏の「私の手が語る」の「開き直り」の項に

自問自答が生まれたときには開き直るようにしている

他の誰よりも自分に忠実に生きてきた自信

思い切り生きてきた

ひた走りに走ってきた

妥協を排し、自分をいつわらずにいた

素直になって本当の自分を見つめ直す

これを読むと経営者こそ「開き直れ」と言いたいですね。

経営道は妥協道ではありません。

松下幸之助氏も「道をひらく」の「道」で以下の様に述べています。

 自分には自分に与えられた道がある。

天与の尊い道がある。

どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。

自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。

広いときもある。

狭いときもある。

のぼりももあればくだりもある。

坦々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。

 この道が果たして良いのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。

なぐさめを求めたくなる時もあろう。

しかし所詮はこの道しかないのではないか。

 あきらめろと言うのではない。

今立っているこの道、今歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。

自分だけしか歩めない大事な道ではないか。

自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。

 他人の道に心奪われ、思案にくれて立ちすくんでいても、道は少しもひらけない。

道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。

 それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。

深い喜びも生まれてくる

経営者に氏を師とする人が多いのはこの「経営道」というべき

経営者にしか歩めない道の歩み方を示して戴いているからだと思います。

私は氏のいついかなる時もぶれない「開き直り」をこの文に感じます。

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