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【第517号】 インプットとアウトプット

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【第517号】 インプットとアウトプット

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私は本を読むと5cm角の付箋に気付きを書いて貼り付けます。

読み終わるとたくさん貼り付けてあるページと少ないページ、

何もないページが出来上がります。

そこでたくさん貼り付けてあるページからもう一度目を通して、

そこから実践することを一つ決めます。

たくさんのインプットから一つアウトプットが決まる瞬間です。

啓発系のDVDは付箋を貼れません。

ですので、ひたすら気付きをタイプします。

映像を止め、戻しては再生を繰り返してメモします。

1時間の映像でも見終わるのに3時間くらい掛かります。

何度も戻しては再生した箇所は強く記憶に残ります。

そこでも、一つアウトプットを決めます。

二つ三つ選ぶ時もありますが、基本一つです。

研修やセミナーは、以前はシステム手帳を使っていました。

上半分は研修資料を縮小コピーしたものを後から貼るので空けておき、

下半分にメモを取ります。

研修が終わり、コピーを貼り付け、再度全体を読んで、

ここでもアウトプットを一つ決めます。

今はタブレットを使って研修資料を撮影し、その下にメモを取ります。

こうやって決めた一つのアウトプットを定期的に振り返って、

実践しているかどうかをチェックします。

何年も積み重ねているので相当な量ですが、一つひとつを大切にしているので

やっていないことはほとんどありません。

結果につながっていないことはたくさんあります。

やれるレベルに至ってなくてプロセスが途中で

足踏みをしていることもたくさんあります。

でもたくさんのアウトプットを大切にしています。

インプットだけでは、知識は脳の中に埋没します。

多く入れれば入れるほど、その量に紛れて忘れます。

一生に一冊の本しか読んでいなかったら、その内容を忘れることはないでしょうが、

インプットし過ぎると必ず埋もれます。

重要なのはインプットよりもアウトプットです。

例えば研修レポートの提出ですが、これは学びを記憶に留めるために重要です。

後からレポートを書かなければならない、と解っていると寝ることができません。

メモもとります。質問もします。

それらの行為が記憶として積み重なります。

誰のためのレポートなのか?

講師に言われ、講師に読ませるために提出する、

と思っている人が多いので、お伝えしておきます。

他の講師は知りません。

それを見て、自分の研修内容を反省するネタとする人もいるでしょう。

それはそれで良いでしょう。

私が大切にしているのは

そのレポートに書いてあることが、書いた人の「魂の声」なのか? です。

資料を転記した様なレポートもあれば、

レポートで質問をされることもあります。

○○を学んだから、明日から○○を実践したいと思います、

と結ばれているものなど、様々です。

同じ書くなら、文末は「実践したい」や「思う」ではなく

「実践する」と言い切って欲しいのですが、これもどうでも良いです。

何故なら、レポートは作文なので、どうにでも書けます。

重要なのはアウトプットです。

「実践したい」も「実践する」もやらなければ一緒です。

A4半ページのレポートも5ページのレポートも

書き手の思いは違いますが、やらなければ一緒です。

レポートは誰のために書くのか?

ご自身のアウトプットがちゃんとできているかを

ご自身と上司が「後から」確認するために書くのです。

もし研修レポート提出が会社や上司、講師のためと思ってるなら、

学びの場に出ることも機会を与えることも不要でしょう。

アウトプットとは学びを人生に取り組むことです。

何を学んだかではなく、何をするか

これをレポートに書き、実践するのであれば、

私は今日○○を学んだ。明日から絶対に○○する。しなかったら私の人生は意味が無い!

このような、一行でも素晴らしいインプットとアウトプットにできます。

こんなレポートを書いて欲しいと思います。

【追記】

某顧問先で月に2回の研修をしています。

その研修レポートはA4のレポート用紙を使いますが、

上から下まで手書きでぎっしり埋まった状態で提出されます。

このレポートの所感を以下の様に述べてくださいました。

普段は文字を打つばかりで、書くことが少ない。

手書きで書くと漢字が出てこない。

辞書で調べながら、メモを振り返ってレポートを書いている。

自分の立場にあった言葉を選んで書いている。

研修メモを何度も読み返さないと1枚のレポートにならない。

国語力の重要性を感じている。

手書きであるが故にレポートを書くことが難しくなる。

本文でも書いていますが、

学びであるインプットはアウトプットにしないと意味がありません。

研修レポートは第一段階のアウトプットです。

そのアウトプットはタイプするよりも手書きの方が極端に難しくなります。

手書きで上から下まで埋めようとすると全体像を考え、次に配分を考えないとなりません。

タイプですとコピペや切り取り、削除、打ち直しでその行為が容易になります。

推敲(詩や文章をよくしようと何度も考え、作り直して、苦心すること)をするから

記憶に残ります。

実行というアウトプットをするためには、このプロセスが重要と思います。

タイプでレポート提出をされている方は、一度挑戦してみてください。

かなり高い壁となります。

2021年の致知 9月号に「よき言葉の種を播こう」と(P34)いう特集記事があります。

ここにある高校で読書感想文を筆で書かせた事例が載っています。

内容は書きませんが、お持ちでしたら是非、読んでください。

苦労は必ず素晴らしい成果となることを学べます。

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