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【第534号】 「個」と「チーム」のプラスとマイナスのモチベーション

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【第534号】 「個」と「チーム」のプラスとマイナスのモチベーション

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仕事はチームで行います。

チームは様々な人で構成されます。

スキルや役割が様々なことはもちろんですが、

モチベーションも様々です。

よく「2:6:2の法則」と言われます。

※2:6:2の法則とは・・・

およそ組織では、2割の人間が優れた働きをし、

6割の人間が普通の働きをし、

2割の人間が足を引っ張るなどの負の働きをするという

法則のことです。

松下幸之助氏の提唱という説もあります。

人間だけでなく、アリやハチの社会でも

同様の現象が確認されています。

「2:6:2の法則」は

上位の2の高いモチベーショングループによって、中間層の6が引っ張られ、

下位の2の人達も文句を言いながらも報酬目的で引っ張られていく、

このようなイメージがあると思います。

下位の2の人が退職するときは

「ついて行けない」、「労働対価以外のことはしたくない」

などモチベーションが更に低下することが理由となっています。

このような状態は、下位2の人のブレーキが外れるので、

会社の業績や風土は上昇しやすくなります。

しかしながら、この逆が現実にはよく起こります。

下位の2の低いモチベーションの人の発言や態度によって、

中間層の6が下に引っ張られ、

上位2の人も巻き込まれ、モチベーションが下がってしまうのです。

知識や技術は長い年月を掛けて少しずつ上向きます。

ところがモチベーションという心の持ち方は、

何かをきっかけに上がりやすい反面、下がる時も一気です。

モチベーションが下がると仕事の成果だけでなく、

いろんな場面で負の連鎖が起こります。

一番の問題は、

チーム全体のモチベーションが落ちると

上位2のグループが仕事の目的を達成できなくなることです。

すなわちやり甲斐を失い始めます。

彼らは報酬よりも役に立ちたい、必要とされたいことに重きを置きます。

ところが、会社全体のモチベーションが下方に向かうと

自分を発揮できる場、成長できる場が少なくなりますので、

それらを求めて、転職を考え始めます。

「チーム」のモチベーションは

「個」のモチベーションのプラスマイナスに影響を受けます。

特にマイナスのモチベーションは強く影響を受けます。

これは「行動経済学」の「プロスペクト理論」で

人間は利益(プラス)よりも損失(マイナス)に敏感に反応すると

言われていることに通じます。

多くの人が大富豪にも超貧乏でもない「普通層」なのは、

損失を避けるからです。

しかしながら、ナンバー1や競争に優位なポジションを目指すのであれば、

2:6:2の下位グループのマイナスモチベーションに引きずられず

上位グループのプラスモチベーションを維持することが重要です。

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