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【第599号】 人に何かを伝えるときにもっとも重要なこと
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社長や管理職から、「社員や部下に伝わらない・・・」
という嘆きの声を良く聞きます。
わかりやすく、丁寧に言葉を選んでいるのに、理解してくれない。
ご自身の説明下手に嘆かれ、更に理解力が悪いんだろうか?
とまで悩まれます。
理解力が悪いのではなく、理解以前の問題であることを知っておきましょう。
それは、伝えたい事柄や言葉ではなく、伝え方に問題があります。
「メラビアンの法則」として有名になった
アメリカの心理学者 アルバート・メラビアンがその著書
「Silent messages(非言語コミュニケーション)」において、
「言語情報(言葉)」
「聴覚情報(声)」
「視覚情報(表情・ボディランゲージを含む聞いたときの印象)」
という3つのコミュニケーション要素において、
7-38-55ルールがあると実験データを使って説明しています。
言葉は7%しか記憶に残りません。
声のトーンや抑揚などは38%が記憶に残ります。
ところが実に55%が表情やその時の顔色などの「視覚情報」が記憶に残っています。
このときに重要なのは
好意的に感じた
嫌悪感があった
どちらでもなかった
という印象と共に記憶されるということです。
内容よりも嫌悪を感じた、という印象と
内容はよくわからなかったけど好意的にとらえました、という印象は
まったく違いますよね。
怖いな~と思ったのは
話している内容よりも話している人を見ている、ということです。
その時点で、伝わらず、理解されなくて当たり前だな、と思います。
ではどうすれば良いのでしょうか?
まずは嫌悪を感じる言葉、声、表情を追い出すことです。
そして、表情と声の抑揚に気を付け、
視覚に訴え、記憶に残る画像や資料を使って説明をすると良いと思います。
資料があり過ぎるとかえって、記憶に残らないでしょう。
これは希釈効果と言います。
強烈に脳裏に刻まれるような画像1枚でも大丈夫です。
この「メラビアンの法則」は上司と部下の関係だけでなく
顧客との対応にも全てあてはまります。
営業時に注意すると結果が変わってくるのは間違いないでしょう。
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