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【第616号】 売上を数字で分解してみる
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【第615号 評価は数字で示さないとわかりにくい 】の続きです。
「売上数字を追いかける」ことが苦手な人が多いです。
私は好きです。
何故、好きなのか?
ゲームの様だからです。
それを今回お伝えします。
売上は次の式になります。
売上=客数×客単価
右辺には共に「客」という文字があります。
そうなんです。
売上はお客様の購入や発注という行為があって生じるのです。
客数は次の式になります。
客数=顧客数×頻度(購入や発注頻度)
小売業、サービス業、製造業ともに同じです。
例えば、映画館のある時間帯に限定するとその時は頻度1となりますが、
一週間や一ヶ月に同じ映画を二度見たり、その映画館を二度利用すると
そのお客様の頻度は2となります。
続いて客単価についてです。次の式になります。
客単価=平均買い上げ点数×平均買い上げ単価
これも小売業、サービス業、製造業ともに同じです。
コンビニで買い物をするときに電池だけ買って帰るときもあれば、
弁当や雑誌、お菓子、飲料など同時に複数買っている時があります。
客単価(支払っている金額)が違いますよね?
余談ですが、レジ袋有料になって、買い上げ点数が減ったのでは?
と思います。
私は、夏場はペットボトル、アイスクリーム、お菓子などを
まとめ買いしていたのですが、レジ袋を持参していない時は
手に持てる範囲の買い物になりました。
ところがその分、頻度が増えているように思います。
ということは、
私のコンビニでの客単価はあまり変わっていないということです。
話を元に戻します。
上記の式を纏めると次の様になります。
売上=顧客数×頻度×平均買い上げ点数×平均買い上げ単価
顧客数「100」×頻度「2」×平均買い上げ点数「5」×平均買い上単価「500円」
とすると、売上は500,000円となります。これを基準数字としておきます。
この売上を10%伸ばすとします。
(1)顧客数を10%アップの「110」にして、
残りは基準数字と同じ場合、550,000円になります。
(2)頻度のみ10%アップの「2.2」して、残りは基準数字と同じでも550,000円です。
(3)平均買い上げ点数「5.5」でも同じ結果です。
(4)平均買い上げ単価「550円」でも同じ結果です。
今月は顧客数を10%アップ、来月は頻度を10%アップ、再来月は・・・・と
目的にを明確にして手段を講じると数字をコントロールできます。
これがゲームの様で面白いのです。
因みに、全てを10%アップに成功すると
売上は732,050円となり
146%アップ
となります。
これが面白くてたまりません。
数字を見ることでいろんな判断ができ、対策が打てるのです。
評価は数字で行うことの重要性をご理解戴けると思います。
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