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【第633号】 ミラーリング効果とマーケティング
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【第609号 相手が勝手に動きだすミラーニューロン効果】の続編です。
ミラーニューロン細胞がミラーリング効果(共感効果)を生みます。
お互いが大好きな関係にあるときに同じものを食べたり、飲んだり、
服や持ち物をお揃いにしたり、
同じ様な音楽を聞きたくなり、同じ景色を見たくなる・・・
このような効果です。
好きなタレントと同じ様なファッションをする
好きなブランドのロゴが入った物をもつ
これらも同じです。
このミラーリング効果をうまく活用しているのがフェラーリです。
フェラーリの売上は35億ユーロ(約4,500億円)ですが、
この30% 1,350億円がブランド関連ビジネスです。
具体的に言うと
帽子やTシャツにフェラーリのロゴを入れることへの対価
「ロイヤリティ売上」となります。
フェラーリが帽子やTシャツを生産している訳ではありません。
生産者がフェラーリに収める売上の一定割合が1,350億円になるのです。
数千円の帽子やTシャツの数%(10数%かもしれません)が
積み上がってこの金額となります。
また、この売上を使ってフェラーリはF1に参戦しています。
そしてまたグッズが売れる。
素晴らしい善循環のビジネスモデルと思います。
もしレースに負けることが続いたり、参戦への不祥事が起こると
この売上は下降します。
そうするとレースへの資金の捻出に苦労します。
さらに売上は落ちるでしょう。
グッズだけでなく、クルマ自体の売上も影響を受けます。
善循環から悪循環への転落です。
フェラーリがF1の王者であり続けることが、
フェラーリの「ミラーリングマーケティング」の重要ポイントです。
レースへの意気込みが半端ないことが十分理解できます。
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