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【第669号】 人生繁栄の法則~渋沢栄一~名語録その2
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今週は大正8年に出版された
渋沢栄一翁の訓言集から抜粋された30の言葉を5回に分けてご紹介します。
致知出版社さんの致知 2022年3月号は「渋沢栄一に学ぶ人間学」の
P64に「人生繁栄の法則」として掲載されていましたものを
原文に私のコメントを添えてお送りします。
今回はその2です。
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【積極的に善事をなす】
人は消極的に悪事をなさぬというだけでは、物足らないのである。
積極的に多くの善事をなさねば、人たる価値はない。
【専心一意】
人はすべて自己の勤務または責任に対しては、いかにも謹直に気を小さく持って、
取扱う業務には脇目もふらず、専心一意、これを処理して行かねばならない。
人に貴ぶところはここに在る。
【真正の富】
経済事業は、すべて富を得るをもって目的とするものであるが、
われも富み人も富み、而して国家の進歩発達を助ける富にして、
はじめて、真正の富と言い得るのである。
【武士道】
人は至誠を本とし、いやしくも道理に適い、本分に背かぬ事であれば、
勇往邁進し、公益をはかる意気がなければならない。
これすなわち武士道である。
【その日の事はその日に】
人びとその日の事は、必ずその日に済ませ。
後日に事の残らぬよう努むべきである。
【成功の原理】
一度従事した仕事は、これを完成するまでは止めぬという心掛け、
すなわち忍耐力が肝要である。
かくのごとき辛抱ありて、多年の経験を積んでこそ、
はじめて成功の人となり得るのである。
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【積極的に善事をなす】
悪いことをしない=良いことをした
ではありません。悪いことをしないのは当たり前のことです。
良い世の中にするには悪いことをしないのは当たり前ですが、
一人ひとりが一つ良いことをすることで良い世の中に向かっていきます。
すくなくとも良いことをするというベクトルが合えば、少しずつ変わります。
【専心一意】
一所懸命にも通じます。
自分のすべきことを誠心誠意向き合い、その責任を果たす、ことです。
考え方は当たり前ですが、それを皆がやっているか?と問うと
できていないと思います。
特に労働の対価がお金と思っている人は、
対価以上のことをやらないように感じます。
対価以上のことをやるから、責任以上のことを果たし、
それが今の給料や賞与に反映されると思うのですが・・・
【真正の富】
明治時代に欧米列強と対等になるために富国強兵策を打ち出しました。
そのため富が国家に集中し、特に農村部にそのしわ寄せがいき
昭和になって2.26事件に繋がります。
翁の言われる様にまず、国民ありきであれば、
太平洋戦争に突入しなかったかもしれませんね。
【武士道】
新渡戸稲造翁の「武士道」を読み進めていますが、なかなか難しく進みません。
渋沢栄一翁が20歳ほど年上ですが、お互いの考えが刺激になっていたのでは?
と想像します。
武士道は武士の生きる道と思われがちですが、
私は江戸から明治の気概あふれる日本人に共通する道だと思います。
武士でなくても日本を導くためにご尽力された方々には、
みなさんに武士道を感じます。
【その日の事はその日に】
当たり前の事ですが、難しいですよね。
明日でもよいことは明日にしてしまう・・・反省です。
【成功の原理】
エジソンと一緒ですね。
諦めた時点が失敗。
諦めない限り、うまくいかなかったプロセスの一つ。
成功に一歩近づいた。
素直にこのように考えるべきです。
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