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【第713号】キラキラと輝く眼で日本の未来を見つめた吉田松陰先生
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2号連続で偉人の言葉の引用となります。
712号で渋沢栄一翁の「元気」をご紹介しましたが、
書いていて、松陰先生の松下村塾塾生は「超元気」だったことに思いが至り、
どうやって塾生をそのようにできたのかなぁ~と気になったところ、
この一文を思い出しました。
吉田松陰先生の残された言葉の中で、もっとも綺麗だな~と感じ、
大好きな文章ですが、実は孟子の言葉です。
松陰先生の「講孟余話」に残されています。
難しい漢文等の文章は読み飛ばして【現代語訳】をご覧ください。
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在乎人者、莫良於眸子
眸子不能奄其惡
胸中正、則眸子瞭焉
胸中不正、則眸子眊焉
聽其言也觀其眸子、人焉廋哉
人を存(み)るには、眸子(ぼうし)より良きは莫(な)し。
※眸子とは「瞳」のことです。
眸子は其の惡を掩(おお)う能(あた)わず。
胸中正しければ、則(すなわ)ち眸子瞭(あき)らかなり。
胸中正しからざれば、則ち眸子眊(くら)し。
其の言を聽き、其の眸子を觀(み)れば、人焉(いずく)んぞ廋(かく)さんや。
【現代語訳】
瞳ほど、人の善悪をあらわすものはありません。
瞳は間違ったことを隠せません。
心の中が正しければ、それは瞳にあらわれます。
心の中がやましければ、瞳は輝きを失います。
人が口にする言葉を聞いたときに、その人の瞳を見れば
見せかけか、本物かがわかります。
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松陰先生が弟子の金子重之助と密航をしようとして捕まった際、
ミシシッピー号の当直士官の目には「キラキラまなこ」の松陰先生が
映ったと思います。
松下村塾において、若い塾生は松陰先生の話す言葉よりも瞳に
引き込まれたのではないでしょうか?
最近、あまり自分の瞳がキラキラするようなことがありません。
歳のせいにしてはダメです。
心の中の情熱が瞳にあらわれるような生き方をします。
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