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【第746号】 傲慢と謙虚

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【第746号】 傲慢と謙虚

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久し振りに坂田信弘氏の言葉を紹介します。

「叱る力」 P161に 傲慢と謙虚 という一文があります。

要約してご紹介します。

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人間という生き物、誰もが傲慢にもなれば謙虚にもなると思う。

人としての基本的な思いや感情はあろう。

しかし、それ以上に、置かれた立場、そこまでの生き様によって、

傲慢と謙虚の配色は大きく変わってくるような気がする。

そして、この傲慢と謙虚の割合こそが、生きる術であり、

そして価値観をも形作る、実は極めて難しいものと思う。

(中略)

一般的に「傲慢」という形容は、けっして相手を褒めてはいない。

しかし、勝負の世界においては、最高の褒め言葉であり、

成功を導く資質となることは確かだ。

(中略)

一般社会の社長に例えれば、

「俺が社員を食わしている。だから俺の言うことを聞け」

との態度を持つことが傲慢な生き方で、

「社員の皆さんがいなけりゃ会社も私も存在しない」

と思うのが謙虚な生き方と思う。

「傲慢」も「謙虚」も、その善し悪しの判定はできない筈だ。

ただ、一つ、偏りっぱなしではいけないということだけは、はっきりしている。

傲慢と謙虚は右足と左足、ゴルフのスタンスと一緒のような気はする。

左足を引けば、フェードボールが出る。

右足を引けば、ドローボールが出る。

でも片方の足を引いたスタンスをとり続けると、

そのうちにヒザのライン、腰のライン、肩のラインも変わってくる。

するとアドレス全体が狂ってしまう。

偏りのあるスタンスは、長続きしない。

そして、傲慢も謙虚も、長続きしない姿勢と思っている。

飛球線に対して、ツマ先も体重もヒザも腰もお腹も肩も、

ラインは全部平行に合わせなきゃいかん。

そうすれば長く生きていくことができる。

世間では、謙虚な生き方が美しい、

謙虚は美徳のように言われるが、偏った姿勢が

長続きしないがための戒めにも聞こえる。

謙虚に生きても、成功すれば傲慢になる。

そして、傲慢に生きて失敗したら謙虚にならざるを得ない。

この繰り返しなのだ。

私は、傲慢や謙虚さから離れた自然体で生きていたい。

それが本当の生き方じゃないかと思う。

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如何でしたか?

ゴルフをやらない人にもわかりやすい表現だと思います。

やっている人なら尚更解りやすかったでしょうね。

傲慢も謙虚も、長続きしない姿勢

傲慢や謙虚さから離れた自然体で生きる

この二行に氏が理想とする生き方が集約されています。

それをビッグコミックに掲載中の「風の大地」の主人公 沖田圭介に

託していると思います。

長所、短所

どちらか一方を見てしまいます。

どちらかを見ずに目の前のありのままを見る。

そういう生き方をしたいと思っています。

なかなか難しいのですが、

とらわれないこと

これを大切にすると何とかなりそうな気がします。

※風の大地は作画のかざま鋭二氏が亡くなられたために第764話が絶筆作品となりました。

かざま作品は大好きでたくさんの作品を読んでいます。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

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