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【第758号】 疑わしきは罰せずのマネジメント
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「書経」に「大禹謨(だいうぼ)」という題名の問答集があります。それに
罪の疑わしきは惟(こ)れ軽くし、功の疑わしきは惟れ重くす。
という言葉があります。
罰すべきかどうか疑わしい場合は刑罰を軽くして、
功績を定めにくい場合は行賞を重くすると良い
という意味です。
皆さんの職場で、ある人がミスを起こし、会社に迷惑をかけたとします。
違う日に、その人が良い改善提案をしたとします。
多くのマネージャーはミスはミスで叱り、
よい行動は良い行動として褒めているでしょう。
これに
罪の疑わしきは惟れ軽くし、功の疑わしきは惟れ重くす
を当て嵌めて見ましょう。
ミスのときは軽く叱り、良い行動はめちゃ褒める
となります。
ミスを起こしているのに「罪の疑わしきは」にはなりませんが、
その人は改善提案もしている人ですから、
「会社へのロイヤリティ」を持っている人です。
そんな人がわざとミスをする訳はありませんから、
罰する必要はありません。
「いつもありがとう。今後は注意してね」
程度で良いでしょう。
それよりも
提案は、ミスに対するリカバーかもしれないので
「ありがとう。良い提案で、みんなが助かるよ」
というように、重く扱います。
共に同じ人物です。
仕事の中で起こった二つの功罪に対して、
常に功を重く見る上司であれば、この人について行こう、
と思ってくれると思います。
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