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【第774号】 境地とは~岡潔~
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境地に達する
無の境地
境地を開く
新境地
このように使われる「境地」という意味を考えたことがありますか?
たまたま何かのインタビューで「境地」と口にされたのを聞いたのですが、
聞いた私にはどんな境地なのかは解りませんでした。
境地とはどんな状況なのでしょう?
新明解 第四版には次のように書かれていました。
何かを経験した結果、到達した心の状態
その人独自の世界観に基づいたやり方
要するに他人にはわからない状態だということですね。
もう少し掘り下げたくなりました。
こういうことは、明治の数学者 岡潔先生が得意なことなので
調べてみました。
「月影」に次のように書かれていました。
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感情・意欲の高さを境地という。
境地が高くなるほど見晴らしが利く。
もっとも境地は高さきわまりなく、
とうてい感情・意欲だけでは説明しきれるものではなくて、
心(情緒)全体をもってこなければいえないと思う。
しかし、その始まりの所を説明するには
心の入口である感情・意欲だけでいえるのであって、
それが清く強ければ良い、と簡単にいえると思う。
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さすが、岡先生の解釈は秀逸と思います。
簡単に言えると書かれていますが、簡単ではありません。
感情・意欲が清く強ければ良い
と先生は仰っています。
会社は経営理念の実現のために存在します。
その実現にクレドカードといった
従業員憲章のようなものを作られている会社も多くあります。
そこに書かれている文章を
清く強い感情や意欲
として捉え直して下さい。
新しい境地に立てると思います。
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