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【第800号】 一品で世界に雄飛を~松下幸之助~
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今回は松下幸之助氏ネタです。
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一品で世界に雄飛を
昨今、大企業が中小企業の分野に進出してくるということが、
しばしばあるようであるが、
中小企業のほうが一品に徹していくならば、
決して競争に後れをとるということはない。
「自分のほうはこれ専門なのだ。
むこうはいろいろほかにも大きな仕事をやっているのだから、
これに専心できるわけではない。
負けるものか」
という信念なり心意気であたれば、心配は要らないと思う。
ところが、ともすれば多少余力があると、
二つの仕事を三つにして、
業容を大きくしていこうということを考えてしまう。
そうなると、形の上では立派になっても、
内容はかえって弱体化し、
競争にも後れをとるということにもなりかねない。
業種なり、仕事の性質によって違ってくるだろうが、
やはり間口を絞って、奥行きを深めていくというか、
一品をもって世界に雄飛するのだ、
というような方針で経営を進めて行くことが
好ましいのではないだろうか。
(「オール生活」昭和44年2月号)
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わたしは「選択と集中」という言葉が大好きです。
「一点突破」や「オンリーワン」、「一隅を照らす灯火」
といった表現をされることもあります。
集中すべき事を決めることは難しいですが、
ライバルが参入しても自分達しか提供できないレベルのものを
見つけることができれば、それに集中するだけです。
もし、見つからなければ、もう一度、自身の事業を見直すべきです。
皆と同じ様なことをやっていて何とか商売を維持できたとしても
自分達が失敗しなくても、外部要因で崩れるのは
氏が言われる「一品を持っていない」からです。
事業があって初めて経営ができます。
中小企業においては、その事業の中心となるものが「一品」です。
この「一品」を見つけ、育てる陣頭指揮を執るのが経営者です。
安易に「選択と集中」をすると大やけどをおいます。
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