【第830号】 社会人として知っておくべき「本末転倒」
内定者から社会に出るにあたって身につけるべきもっとも重要なことは何ですか?
という素晴らしい質問をいただきました。
皆さんは伊與田覺(いよたさとる)先生をご存知でしょうか?
(※文字化けするかもしれませんので、伊与田先生と併記しておきます)
学生時代から安岡正篤先生に師事された方で、
代表的な書として論語を誰もが気楽に素読できるように
「仮名論語」を残されました。
その伊與田先生が社会人として大切なものは
「道徳」「習慣」「知識」「技術」
であると言われました。
この中でも「道徳」と「習慣」が
人生の縦糸となる「人間学」として極めて重要。
「知識」と「技術」は「時務学」だから、人生の横糸となる。
人の自律性は「人間学」によってのみ、磨かれると残されました。
時務学とは、知識・技術を養う学問です。
人間の文化・文明はこの時務学によって発展しました。
しかし、時務学によって兵器も生まれ、人を不幸にします。
社会にとって両刃の剣でもあります。
2,500年前の「大学」という本に
「その本乱れて末治まるものはあらず」
という言葉があります。
「本」とは「人間学」です。人の徳性を養う「道徳」と「良い習慣」を学ばなければ、
知識・技能を養う「末学」を学んでも世の中は成り立たない、とうことです。
多くの企業で入社前研修や入社後研修で、就業規則や業務マニュアルを教えています。
これが本末転倒と私は思います。
「末学」を教える前に「本学」を教えないとなりません。
御社では、本学教育にどれだけ時間を使っていますか?
知識や技術という苗を植える「土作り」が本学教育です。
「仮名論語」はこちらから
https://www.chichi.co.jp/special/kanarongo/
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