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【第876号】 仏道をならうというは自己をならうなり~道元~

【第876号】 仏道をならうというは自己をならうなり~道元~

 

鎌倉時代初期の禅僧で曹洞宗を定着させ、越前・永平寺の開祖となった

道元の執筆した仏教思想書「正法眼蔵」にある言葉を紹介します。

私はすごく好きな言葉です。

現代語訳も書いていますが、まずはご自身でわかる範囲を読み解いてください。

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仏道をならうというは、自己をならうなり。

自己をならうというは、自己をわするるなり。

自己をわするるというは、万法に証せらるるなり。

万法に証せらるるというは、自己の身心および他己の身心をして脱落せしむるなり。

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「ならう」とは教わる、身につけることです。

「仏道をならう」とは仏教の教えを身につけることではなく、

仏教の教えを体現することです。

「自己をならう」とは、自分とは何ものであるかを知ることです。

「自己をわするる」とは、無我になることで、自我を捨てることではなく、

自己と他己のの対立を捨てることです。

「万法」とは、物質的、精神的なすべての存在。

もしくはそれらがもつ真理、法則のことで、森羅万象とも言えます。

「証する」とは確かであるとはっきりさせること。証明することです。

ゆえに「万法に証せらるるなり」とは、

森羅万象が私に悟らせてくれるという意味になるでしょう。

「脱落」とは超越ということです。

「自己の身心および他己の身心をして脱落せしむるなり」とは

「俺が俺が」という自己に固執した考え方を捨て去り、自他を超越することです。

上記を簡単な文章にすると

仏教の教えをしっかりと体現できるようになると

自分に向き合えるようになり、自我を忘れ、

自分が生かされている森羅万象の世界に身を置くことができ、

そうなると自他の区別を超えて、森羅万象と一つになれる

如何でしょうか?

日常の中のちょっとした気疲れや世の中の様々な衝突や争いをなくすには

この道元禅師の考え方が欠かせないと思うのです。

 

 

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