【第905号】 断りたいけど断れない
飲みに誘われたけど、本当は家に帰りたい・・・
でも断ると付き合いが悪いと思われるから、付き合おう・・・
このように本心では断りたいんだけど、断れない場面って誰もが経験しています。
この心理を「外面的同調」と言います。
結局、一緒にいっても心そこにあらず、で楽しくないのですが、
付き合いが悪いと言われるよりはマシと考えて、時間とお金を無駄にしています。
この「外面的同調」ですが、「服従行動」の一つとなります。
人間がとった服従行動で一番残酷なことは、ナチのユダヤ人迫害でしょう。
責任者のアドルフ・アイヒマンは「「わたしの罪は、従順だったことだ」と言っています。
このアイヒマンの行動は、1963年に行われた「ミルグラムの実験」で証明されています。
ご興味のある方は下記をご覧下さい。
https://wired.jp/2017/05/26/milgram-experiment/
アイヒマンのような権威への服従を引き起こす力をフレンチとイレブンという学者が
「社会的勢力」と呼び、次の5つに分類しています。
1.報酬勢力
報酬を与える人の影響力に服従することです。
会社では社長、バイトでは店長などですね。
2.正当勢力
上司や先輩など自分より社会的地位が高いと思う相手です。
バイトやパートは社員、社員は上司。先生と呼ばれる人たちもここになります。
3.強制勢力
罰勢力とも言います。罰を与えることができる立場にいる人です。
いじめ、DV、上司です。受発注関係先もここに含まれるでしょう。
4.専門勢力
ある特定分野において卓越した知識、技能、能力をもっている専門家です。
法律、医療、芸術家、政治家、コンサルタントなどです。
5.準拠勢力
自分に取って重要な他人になります。
好意を抱いている人、尊敬している人などです。
会社で働くということは上記の様な「社会的勢力」の影響を強く受けますので、
どうしても「服従行動」が増えます。
これは避けれません。
その際、冒頭に書いた様に「外面的同調」となるとストレスとなり
精神を患ったり、退職となります。
ところが「外面的同調」ではなく、
周囲の意見が正しいと認識する「内面的同調」となると
「服従行動」が自分のしたいこととなりますので、ストレスとならず
わくわく楽しいとなります。
「服従行動」を「外面的同調」ではなく「内面的同調」にするためは
「社会的勢力」側が配慮することで、大きく変わってきます。
もちろん、服従する側も同じするなら「内面的同調」であるように
敵対せずに、捉え方を変えることも重要です。
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