【第929号】 渋沢栄一翁~名語録 その2~
昨日に引き続き、致知 2022年3月号の渋沢栄一翁の名語録から
特に私が好きな言葉を紹介します。
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「成功の原理」
一度従事した仕事は、これを完成するまでは止めぬという心掛け、
すなわち忍耐力が肝要である。
かくのごとき辛抱ありて、多年の経験を積んでこそ、
はじめて成功の人となり得るのである。
「苦境の時こそ積極的に」
業が悲境に陥ったばあいには、退嬰(たいえい)に処するより、
むしろ積極的方針をとる方が、復活の端を啓(ひら)くことが多いのである。
※1:退嬰とは、進んで新しい事をする意気ごみがないことです。
※2:啓くとは知識を授ける、啓発するという意味です。
自己啓発の啓です。
「運命を待つ」
人は誠実に努力してもって運命を待つがよい。
もし失敗したら自己の智力の及ばぬためと諦め、さらに力をつくさねばならない。
かくのごとくしてあくまで勉強するならば、必ず好運命に際会する時が来る。
「人は孤独ではない」
人は孤独のものでない。
いかに山中に隠退していても、この世の糧を食いつつある間は、
その生活は、他人の共同生活に影響を及ぼすものである。
ここにおいて人は生まれ落ちてから死ぬまで、社会の一員として、
重き責任を負わなければならない。
その責任とは他事にあらず「働」の一事である。
「志すとは行うこと」
志すことは必ず行わねばならない。
行わざる志は、空砲である。無駄花である。
「流汗主義」
流汗主義とは何ぞや。
その定義は人の成功は実行に在りというに帰着する。
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今回も深く刺さる言葉ばかりですね。
「成功」は偶然もあるように思いがちですが、
偶然という機会を捉える前の相当なる準備と忍耐が重要ということですね。
待っていても成功は訪れないということでしょう。
「苦境の時こそ積極的に」
苦境の時は、小さく身を潜めて待ちの姿勢になりがちです。
それではダメだ、積極的に行動するからこそ、そこから学び、見えることがある、
ということですね。
この言葉からにコロナ災禍での業績が低下している業界の中でも
一人勝ちしている企業の姿を思い起こされました。
「運命を待つ」は「成功の原理」の逆ではありません。
努力を重ね、すべきことをし尽くしたらあとは「天命を待て」ということです。
「人は孤独ではない」これも意味深いと思います。
社会が悪い、政治が悪い、と責任を誰かに負わせようとしがちです。
自分が社会の一員であることを忘れています。
社会の一員としての重き責任を自らが背負い、果たしていきたいですね。
「志すとは行うこと」「流汗主義」は同じ意味です。
吉田松陰先生の「動け!」という教えに通じます。
インプットよりアウトプットを大切にしましょう!
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