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【第94号のテーマ】 渋沢栄一の格言五則 その5
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「日本を代表する事業家 渋沢栄一」の「論語と算盤」の
巻頭にある「格言五則」その5を紹介いたします。
志意修、則騎富貴、道義重、則軽。(原文は旬子)
志意修(おさ)まれば、則ち富貴を騎(あなど)り、道義重ければ、則ち王公を軽しとす。
こころざしがきちんとしておれば、富や地位など問題でない。
人間としてのあり方ができていたならば、権力に媚びることもない。
五則の締めくくりとして、とても重みがあります。
人は生まれた時になんらかの人生の目的(使命)を持たされている、と良く聞きます。
その目的に気が付かずに一生を終わる人もいれば、その目的の達成に命をかける人もいます。
使命という字は「命を使う」と書きます。
正に「志意」に命を使えば、富や地位は問題ではありません。
富や地位は「志意達成」のための道具の一つとなるでしょう。
人間としてのあり方ができていれば媚びることは無い、という一文もドキッとします。
コンサルタントも管理職も人を動かして成果を出すことが仕事となります。
そのためには、心からリスペクトされないとなりません。
コンサルが言うから、やっておこう
上司がうるさいから、やっておこう
このような気持ちになっては、本末転倒です。
あの人が言うからには、余程のことだ。
絶対にやっておこう!
このような気持ちになってもらうことが大切です。
自分の顧問先や部下が、動く理由の一つに「媚び」があってはなりません。
本当にドキッとしました!
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