【第957号】 従業員教育は正しく行われているか?
仕事柄いろんな企業を訪問する機会があり、どうしても
従業員の表情や考え方などが気になって仕方がありません。
大切に育てられているな~と感じる企業もあれば、
どんな教育を受けてきたんだろ? と自社のことは棚にあげて思うことがあります(^^;
いずれの企業も業務を遂行するための教育はそれなりに行われています。
それが行われていなかったら、会社を維持できませんから・・・。
私が言う教育とは日常の業務を行うための
作業手順、ルール、マニュアルといったものではなく、
会社の未来、職場の仲間や取引先の未来、そして従業員自身とその家族の未来を
幸せにするための教育です。
幸せにするための教育とはどんな教育なのか?
と思われるでしょうから、アドラーが生徒への教育のあり方について、
纏めているものを紹介します。
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「教育」の最も一般的な原則は、教育は生徒たちがいずれ向き合うことになる
「のちの人生」に合うものでなければならない、ということだ。
教育とは、個人のパーソナリティを引きだし、方向づけようとする取り組みです。
その方向づけは、目先の問題の解決よりも。生徒たちがいずれ向き合うことになる、
のちの人生に合うものでなければなりません。
短期的な問題解決を優先すると、ついつい強制や叱ることになりがちです。
将来を優先するとき、生徒との信頼関係づくりや、気づきを重視するようになります。
教育は長期的な目線で行わなければならないのです。
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目先の問題解決は作業手順、ルール、マニュアル、ミスクレ対策、習得すべきスキル
このようなものと言えるでしょう。
これらも大事だが、これらが「のちの人生」に備えたものとして教育されているか?
とアドラーは言っています。
覚える教育ではなく、理解する教育
理解したことにより、考え方や生き方までも変わる教育
これを長期的目線で行うのが上司の仕事となります。
多くの会社で経営理念が掲げられ、
それをクレドカードという具体的な行動指針として示されています。
それを暗記するのではなく、それが考え方、生き方のバックボーンとなって、
その上でルール、マニュアル、スキルを身につけて行く
これが大事です。
ミスがあったとします。
OJTという教育の場面で、まず最初にクレドカードのどの項目に反したか?
を確認し、クレドカードに従ったらどういう考え方や振る舞いをすべきであったか?
と共に考えることです。
新しく覚えることがあっても同じです。
最初にクレドカードのどの項目を意識して、それを行うべきか?を確認します。
その上で、手順を教えます。
このように一つひとつクレドカードに沿って、教えることが従業員教育です。
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