【第983号】 人事の三原則~森信三~
本日は致知出版社の「森信三 運命をひらく365の金言」から
人事の三原則をご紹介します。
人事の三原則と言われて、皆様は何が頭に浮かぶでしょうか?
森信三先生が言われる
(二)去る者は追わず
(三)迎えるときは絶対厳選
これらは皆さんもベスト3に入っていると思います。
これら以外に
信賞必罰
公平
といったことも出てきたと思います。
私だけかも知れませんが、森信三先生がもっとも大事と言われる
(一)はなかなか出てこなかったのでは?と思います。
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人事の三原則
人事の「三原則」を列挙しますと
(一)原則として本人の意志に反して転勤させない
(二)去る者は追わず
(三)迎えるときは絶対厳選
まあ、これ以外にもいろいろと考えられましょうが、
根本的にはこの三か条でしょうね。
この三つの原則のうちで、ある意味で一番大事なのは第一条です。
なぜかといいますと、いやしくも一校主宰の重責に就いた以上は、
部下の教師に関して一切選り好みをしてはならない、ということです。
そこで、磨かれるんですからね、人間が。
校長の教育者としての人間的鍛錬はこの第一条によって可能になるんですな。
そもそも校長なる人が、その部下に対して、
いわゆる選り好みをするということは、もうそれだけで、
校長としての根本資格において欠けるところがあるといってよいぐらいです。
ところが世の校長の中には、とにかく、自分の意に沿わない部下がありますと、
「あの○○君さえいなくなれば、この学校の運営もスムーズにいくんだが‥‥」
というふうに考えて、本人の意向を無視して、無理にも他へ転出させる人が少なくない。
ですが、妙なものでね、それがいなくなれば、
うまくいくと思っていたのにあにはからんや、そうは問屋がおろさず、
次にはまた別の目障りになる教師が出現するんだね。
それというのも、問題は根本的に部下職員にあるというよりも、
むしろ、自分自身にあるわけです。
まあ、私は校長の修業の根本は、この一条を守るか否かにあると思いますね。
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森信三先生は教育者ですから、校長の立場で教師との関係性について
語られています。
管理職の方は、校長を自分の立場に置き換えて、読んで下さい。
私もサラリーマン時代には、部下を選り好みしていました。
相性が悪い部下の転勤や退職を望んだこともありました。
また業務都合優先で強引に転勤や配置転換を命じたこともありました。
もちろん私自身もそれを経験しています。
自分が嫌だったことを人には命じているのですから、今思えば、酷い上司だと思います。
タイムマシンがあれば、謝りたいです。
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