【第991号】　仕事はできる、できないで考えずにムーンショットで考える

予算策定時に、前年比110％や多くても120％程度で考える管理職は多いでしょう。

私も基本的にはそのレベルです。

では、世界トップクラスの企業はどう考えているのでしょうか？

例えば、Googleには「10X」という発想があります。

10Xとは10％増ではなく、0を一つ書き足して100％増を目指すということです。

このように高い目標にすることを「ムーンショット」と言います。

ケネディが人類を月面着陸させるという前代未聞の有言実行をしました。

このような前人未踏で非常に困難であっても、

達成できれば大きなインパクトをもたらす壮大な計画や挑戦のことです。

予算策定する際に

「それはできないな～」

「できるか、できないかはやってみないとわからない」

「それは無理だ。やる前からわかっている」

このような発想からは「ムーンショット」は生まれません。

何故なら、「今」を起点に考えるからです。

「ムーンショット」は起点が未来です。

未来にこうありたいというゴール（起承転結の結）を明確にし、

そこから逆算して、承と転のシナリオを描きます。

起から考えない！

これが「ムーンショット」を生むポイントです。

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