【第1,009号】 武田家四天王の一人内藤昌豊が嫌った“あすなろう”という人間
童門冬二氏の「戦国名将一日一言」に数々の武将の言葉が紹介されており、
勉強になりますが、武田信玄もしくは武田家のものが多いです。
やはり武田信玄の考え方や家訓が素晴らしいのでしょうね。
今回は、武田家四天王の一人 内藤昌豊の言葉です。
四天王ですから、会社で言えば経営陣ですね。
御社の経営陣からこのような言葉が出てきますでしょうか?
*******************************************************************
あすなろうとは口先だけの男だ
内藤昌豊は
「人間が気を使うということは、自分よりすぐれた人間の真似をすることだ。
そういう積極性を持つことだ」
と言った。
「あすなろうとは口先だけの男だ」というこの言葉もそれに似た意味を持っている。
武田家に、いつも臆病でなんの手柄も立てず口だけは達者で、
「あしたは必ず俺は手柄を立てる。今日はちょっとうまくいかなかった」
と言い訳ばかりしている者がいた。
昌豊は
「林の中に名のない木が一本あった。
杉や檜が、おまえはなんという木だ?ときいた。
その木は、俺はあすなろうという木だ、と答えた。
おまえもこのあすなろうと同じだ」
と笑った。
つまり、
「今日は駄目だが、明日は成功する」
などということでは、武田家の役に立たないということだ。
内藤昌豊はこういうように口先だけの人間を嫌った。
そのため武田家では、口だけ達者でなにもしない人間を皆で、
“あすなろう”
と呼ぶようになった。
*******************************************************************
御社には“あすなろう”はいらっしゃいませんか?
それよりも
「今日も駄目だし、明日も駄目だ」
と“あすなろう”以前の人もいらっしゃいませんか?
やろうと思っても、意外と手こずってできなかった
ということはよくあります。
しかしながら、この場合、手こずるということは着手していることで良しとすべきです。
ところが、今日やろうと思ったことを明日に繰越し、明日は明日で週末までにと繰越し、
やがて月末となったら、忘れるもしくは忘れたことにしていませんか?
“あすなろう”と“あすやろう”を社内から追い出すこと。
これが、経営幹部のすべき仕事だと思います。
★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★
本ブログはメルマガで配信されます。
ご希望の方は下記の登録フォームをご利用下さいませ。
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=afspwg
★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★
☆★☆★☆★「オールインワン」コンサルティングのご案内☆★☆★☆★
●「経営者のメンター」
●「経営戦略の立案とその実行サポート」
●「成果に直結する管理職のマネジメント及びチームビルディング能力向上サポート」
●「働きがい、やり甲斐に繋がる組織・風土及び社員の人格作りのサポート」
●「営業やマーケティングの成果倍増アドバイザー」
これらが一つになったコンサルティングメニューがスタートしました。
これによって、御社の現場力を倍増させ、人財育成と業務成果を高めます。
また、上記から、重要度の高いものを選択して、経営改善するコースもあります。
詳しい内容は下記をご覧下さい。
https://km.kando-m.jp/consulting_price/