【第1,054号】 「ふつう」とはどういうこと?
「ふつう」とか「一般的」といった言葉をよく使いますが、
「ふつう」とはどういう意味なのでしょう?
新解さん(新明解国語辞典 第4版)によると
1.世間にざらにあり、何ら変わった所が見られないことを表わす
例)普通の神経ならまいってしまう。
2.平均水準として、その傾きが見られることを表わす
例)この寒さは普通ではない
3.一般にそう考えられていることを表わす
例)普通の意味では・・・
4.同類の多くがそうであるのと同じ程度
例)普通(=中くらい)以下
結構、いろんな使い方をしています。
工業高や商業高校に対して普通高校といった使い方もしています。
普通車にグリーン車、軽自動車と普通自動車・・・。
この「ふつう」という一種の「定規」というか「くくり」は
人間社会にのみ存在していると思います。
ふつうの植物、ふつうの野菜、ふつうの動物、ふつうの犬や猫
なんていうくくりはありません。
何故、人間社会では「ふつう」という基準を作りたいのでしょう?
広い範囲では宗教、国家や自治体では憲法や各種法律・法令・条例、
一般社会ではルールやマナー、会社では就業規則、クレドなどで、
「ふつう」という基準を作って、
「こうありなさい」と「くくり」の中に入れています。
人間は植物や動物とは違って、余程、自分勝手なのでしょうね。
本来なら人間は植物や動物以上に「ふつう」ではないはずです。
それを「くくり」に入れることで、思考や行動まで縛っているのでは?
と思います。
確かに経営理念やクレド、そして就業規則やマニュアルなど社内の
規範に従わないと会社は崩壊します。
しかしながら、思考や行動まで「ふつう」は要求していない筈です。
突き抜けた発想や誰もが素晴らしいと思う行動など多数あります。
それなのに見えない「ふつう」という鎖に縛られて、
思考や行動を「ふつう」という囲いの中で埋没させている人は多いと思います。
もっとも上司が「ふつう」じゃないことを嫌うと
部下は「ふつう」であろうとします。
余程、信頼されていないのかな?
そんな部下を育てたのは誰ですか?
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