【第1,087号】 多様性が生き延びるポイント
【第1086号 平均的を基準にしない】の続編になります。
https://km.kando-m.jp/news/mm1086/
人間社会はとても面倒臭くできています。
目標を持ち、それを達成することを求められます。
また、正しくあることを求められ、そうでないと批判されます。
人と違ったことを考え、行動すると「変わり者」扱いされます。
生物の世界にはこのような扱いはありません。
キリンは他の草食動物よりも首が長い「特殊性」を持つ動物です。
そのお陰で、他の草食動物が争う「地面から1~2Mの餌場争い」に加わらずに済み、
悠々と食しています。
ダチョウは鳥類ですが、飛びません。
サバンナを70kmで走ることができるので、飛ぶ必要がありません。
また、サバンナに豊富にある植物を食べる唯一の鳥です。
エサを探して苦労することがありません。
ペンギンも鳥類ですが、飛びません。
水中を泳ぐ能力に長けているので、飛ぶ必要もないし、
空中からダイブして水中の魚を狙う必要もなく、
エサを取る苦労から解放されています。
更にダチョウもペンギンも飛ばなくても良いため、
生存のためのエネルギーをムダにすることがなくなりました。
なんて効率の良い生き方でしょう!
生き延びるために平均的な種の特徴から外れている
「はぐれ者」は他にも多数有ります。
彼らは突然変異によって「はぐれ者」となり、
その特異性によって種を維持できています。
人間界に戻りましょう。
大企業は組織を維持するために「平均以上という基準」で採用し、
ルール、マニュアルに従った行動を要求します。
ところが、中小企業は独創的なアイデアを求められるのに
大企業と同様に「平均」を大切にします。
小さく纏まる選択をしているとしか思えません。
中小企業はキリンやダチョウ、ペンギンになるべきと思うのです。
中小企業においても、大企業の下請けとなるために
生産性、品質などの観点から「平均」が重要な基準となりますが、
今は「サービス力」の時代であり、「差別化」の時代です。
差別化を「平均」に求めても無理でしょう。
生き延びることができません。
自然界がはぐれ者の持つ多様性で、生存競争に勝ってきたことを考えると、
採用と育成において、平均的ではなく多様性こそが
会社の未来を作ることになると思うのです。
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