【第1,108号】 時間厳守に顕れる人間性
松下幸之助翁と三洋電機創始者の井植歳男翁の二大経営者に仕えた
後藤清一氏が時間厳守について、次のように言われています。
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時間厳守は人間の誠実さを態度で現わす一つの方法
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私は情けないことに大卒一期生として迎えられる入社式に
同期入社の友人と移動時間を読み違えて大遅刻しました。
主人公のいない入社式です。
私たち不在で進められた入社式。
列席されていた方はどんな思いだったのか、と考えると今も泣きたくなります。
なのに、経営陣も先輩も何も仰いませんでした。
すぐに研修となり、社会人としての基本ルールを教えられるときにも触れられません。
研修の休憩時に社長と人事部長に謝罪に行きましたが、そのときも触れられず
「頑張ってや」
くらいのことだったと思います。
一年後、二期生を迎える入社式の準備を私たち一期生が行いました。
後輩に同じことをさせる訳にはいきません。
今のように乗換案内がある訳ではありませんから、
履歴書の住所を見て、移動のコースをシュミレーションしたり、
入社前研修の交通費精算時には所要時間の確認をしたり、と気を使ったものです。
入社式当日も会社の前に出て、後輩の姿を探します。
一人二人と姿を見せる度に安堵しました。
結局、一人の遅刻者も出さずに無事に入社式を行うことができました。
ホッとする私たちに人事部長が掛けてくれた言葉を今も忘れません。
「一年掛けて良い勉強したな」
部長は私たちが一年間、研修や課題の提出などいろんな場面で時間厳守をしていること、
また、内定者の後輩にも時間厳守を求めていたこと、
そして、入社式において後輩に同じことをさせない対策をしていたこと、
こういうことをすべて見てくれていたのでした。
それ以降の人生において、
私は私たちを温かく見守ってくれた社長、部長、諸先輩の方へのお詫びの気持ちもあり、
時間厳守は相当大切にしています。
後藤清一氏の「時間厳守は人を表す」という言葉はとても響きます。
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