【第1,134号】 あなたのリーダーシップはどんな型ですか?
チームを率いる際に必要なリーダーシップには幾つかの型があります。
どのような影響を与えるかによって、
フォロワーであるメンバーの思考や行動が変わり、成果も変わってきます。
自分がどんな型のリーダーシップを発揮しているか?
また、それが自分のチームには適しているのか?
このようなことを把握した上で、リーダーシップは発揮すべきです。
そのため、今回は「PM理論」を紹介します。
ご自身を当て嵌め、何が不足しているかを把握してください。
PM理論は社会心理学者の三隈二不二氏によって提唱された
リーダーシップ理論です。
この理論が理想とするリーダーシップ像は
チーム内の人間関係(=絆)を重視しながら、チームを纏め、
目標達成へ導くリーダーシップで、Googleで有名になった
「心理的安全性の高いチーム作り」で求められるリーダーシップです。
PM理論のPはPerformanceの略で「目標達成」になります。
部下一人ひとりに知識やスキルを身につけさせ、
目標や計画達成に向けてPDCAを回して、達成させます。
MはMaintenanceの略で「集団を維持する」ことです。
チーム内の人間関係を良くし、チーム全体が目標に向けて一体感を持ち、
チーム運営や目標達成に向けて、部下の意見を積極的に取り入れます。
このPとMの両方を併せ持つリーダーが理想のリーダーで「PM型」と呼びます。
これに対し、成果重視のリーダーは「Pm型」、
チームワーク重視のリーダーは「pM型」、
両方とも未熟なリーダーは「pm型」と呼びます。
常に目標達成させながらも離職率が高いチームのリーダーは「Pm型」が多い筈です。
サラリーマン時代の私はそうでした(ToT)
目標は未達だが離職者が少ないリーダーは「pM型」です。
居心地が良いのでチームメンバーからは好かれますが、
経営者から見ると歯ぎしりしたくなる筈です。
両方未熟なリーダーは、そもそも適材ではありません。
手当を貰っているなら返上すべきです。
「Pm型」リーダーは、mをMに自己変革させなければなりません。
そのためには特に以下を注意すべきです。
ダメ出しを感情的に行わない。
メンバーの得意なことを伸ばす。
メンバーが抱えている問題や本音に耳を傾ける。
メンバーを信じる。
このようなことを心掛けて、メンバーとの関係性をよくしましょう。
「愛あるマネジメント」を心掛ける、ということですね。
「pM型」リーダーはpをPに変えます。
目標達成に対し、自分自身を厳しく律する。
PDCAの内、PとCを一緒に考え、DとAを100%実行させる。
KPI(※)の達成に対する妥協を許さない。
「厳しいマネジメント」を心掛けるということです。
「愛あるマネジメント」も「厳しいマネジメント」も
オーバー気味にやらないと元々のリーダーの個性を超えることはできません。
自分が率いるチームメンバーを幸せにするために自分を鍛えてください。
※KPIとは「Key Performance Indicator」の略。
「重要業績評価指標」や「重要達成度指標」と言い、
目標達成のための各プロセスにおいて、進捗状況の計測と評価をする指標。
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