【第1,152号】 日本の未来に向けて~読書と語彙力重要性~
最初に断っておきますが、
私自身、日本語の使い方が正しい、もしくは上手と思っていません(^^;が
今回は敢えてお伝えしたいことがあります。
youtube、テレビで視聴したときに変な日本語を使っている人が増えているな~、
と思うことが多々あり、
未来の日本において、日本語はどんな風になっているのか? と気になります。
さらに、学校教育においても、古文や漢文の授業が必要か?
という意見も出ているようです。
NHKの大河ドラマ「光の君へ」でまひろの弟の藤原惟規(のぶのり)が、
まひろに「読書しなさい」という意味の言葉でと叱られていました。
当時の読書とは
「誰かから書を借りる」
「書き写す」
「返却する」
という流れですので、読書も大変です。
今の時代は、どこでも書に触れることができます。
ところが、本メルマガでも何度か取り上げていますように
「読書離れ」が進んでいます。
本当に日本の未来が心配です。
致知の2022年7月号でお茶の水女子大学 名誉教授 藤原正彦先生が
とても気になることを言われていたので、要約します。
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AならばB、BならばC、CならばDと論理は展開する。
このときAにはどこからも矢印がきていない。
Aは仮説として発見しないとならない。
Aを見つけるのには情緒が必要。
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思考、行動のスタートであるAを見つけるのに情緒が必要、
ということです。
情緒がないスタートをしている人が増えてきました。
特にあおり運転や様々なトラブル、犯罪にそれを強く感じます。
このようなことを引き起こす人は人間性が劣っています。
人間性は情緒によって高められます。
数学や英語ができる人は論理的な思考はできるでしょうが、
これらを勉強することで、情緒が同時に高まるとは言い難いです。
国語は間違い無く情緒を高めてくれます。
国語力が落ちてきているが故に世の中に「嫌な思い」が増えてきたと思います。
情緒は語彙力がないとうまく表現できません。
情緒は自分が考えるときにも重要ですが、人と接するときにはより重要となります。
人に思いを寄せる言葉は多数あります。
「光の君へ」でまひろが恋歌を作るバイトをしていましたが、
言葉を選ぶためには語彙力がないと選べません。
最近の若い人はいろんな感情を「ヤバイ」で表現しています。
これでは微妙な心の揺れは通じないと思います。
語彙力がなくなる=感情表現に適切な言葉を選べない、ということですから
日本人から語彙力がなくなっていくことは、
側穏の情(=相手の立場に立って物事を感じ取ること)がなくなり、
心配りが薄れていくと思います。
藤原先生の次の言葉が本当に心に響きます。
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国語を忘れた民族は滅びる
読書をし、その本に書いてあることを読み取るのは「読む力」が必要。
「読む力」は国語が鍛えてくれる。
国語は日本人の知的活動の基礎であり、国語こそ祖国。
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読書は自己投資でもっともコスパが良いと思います。
日本人一人ひとりが、今よりも少しだけ読書し、国語力を高め、語彙力を増やし、
情緒を高めることで、日本の未来に少し光がさすのでは?
と思います。
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