【第1,183号】 「不適切にもほどがある!」から考える~心から褒め、適切に叱る~
本メルマガでは、何度も「叱るより褒める」と書いています。
それについては基本的に正しいと思っていますが、
ずっとのどに小骨が刺さっているような違和感も持っています。
その正体に、金曜ドラマの「不適切にもほどがある!」から気づかされました。
第一話の居酒屋でのシーンですが下記のようなやり取りがありました。
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【小川】“頑張れ”って言われて会社休んじゃう部下が同情されてさ。
“頑張れ”って言った彼(先輩)が責められるって何か間違ってないかい?
だったら彼は何て言えばよかったの?
【田代】 何も言わなきゃよかったんです。何も言わずに見守って、
うまくいったらプレッシャーを感じない程度に褒めてあげる。
ミスしても決して責めない。
寄り添って一緒に原因を考えてあげれば彼女(後輩)の心は折れなかった。
【小川】 気持ちわりっ!何だよ寄り添うって。
そんなんだから時給上がんねーし景気悪いんじゃねーの?
挙げ句の果てにロボットに仕事取られてさ。
ロボットはミスしても心折れねーもんな。
※DIAMOND online より引用 https://diamond.jp/articles/-/340097
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田代の
「何も言わずに見守る、プレッシャーを感じない程度に褒める、
ミスしても決して責めない。寄り添って一緒に原因を考える」
この言葉に違和感を感じた途端、小川が言いたいことを全部言ってくれました。
確かに、何も言わずに見守ることも大切な時がありますが、
ミスや大きな事故を起こさないように、またそれによって大きく傷つかないように
言うべきときには言わないとなりません。
また、プレッシャーを感じない程度に褒めるって、
加減をしながら褒めるってことでしょうか?
私は褒めるときは心から全てを褒めたいです。
尚、ミスをしたときに責める必要はありませんし、
寄り添って一緒に原因を考えることも必要ですが、
まずは自分自身がミスを振り返ることが大切で、
落ち込んだ状態からなかなか復帰できないときに声を掛ければ良いのでは?
と思います。
皆さんは自分の子供に対してはどう接しますか?
田代のような考え方で接しますか?
ハラスメントよりもまっすぐに「わが子のため」だけを考えて接している筈です。
「叱るか褒めるか」という二択ではなく、親として正しいことをする、
その選択が「叱るときもあれば、褒めるときもある」だと思います。
今の時代の人間関係において、社会でも家庭でも大切にすべきことは何なのでしょう?
自分が正しいと思うことを自分の思うままに伝えることが
許されない時代になっていませんか?
インターネットでの炎上やパワハラ、モラハラを気にするあまり、
言葉を飾ったり、遠慮したりして、
相手の心に届く説得力ある言葉を使えなくなっていませんか?
最近は、うるさく叱る人が減ってきています。
ある意味他人に無関心な人が増えてきたとも感じます。
そんな日本は大丈夫でしょうか?
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